ジョジョ最新作で再び大型広告『The JOJOLands』一巻発売記念、制作意図は?

集英社は漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の最新作『The JOJOLands』の第一巻発売を記念して、新宿駅に交通広告を8月21日から27日まで掲出した。企画制作は博報堂、SIX、Age Global Networks。

本広告のアートディレクションを担当したのは博報堂の榮良太氏。過去にも国立新美術館「荒木飛呂彦原画展JOJO冒険の波紋」(2018年)に合わせて展開されたOOHをはじめ、ジョジョの広告を多数手がけてきた。

今回のOOHは物語の舞台であるハワイにちなんだものや、作中のコマを活用した内容。「ハワイの空気を見た瞬間に感じてほしい」という思いから、ハワイ特有の柄であるカラフルなハワイアンキルトをモチーフにしたと榮氏は説明する。

写真 グラフィック 掲出風景 The JOJOLands 交通広告

「ハワイアンキルトの柄の中に、本作の主要キャラクターやモチーフを散りばめていき、新たな『ジョジョ』の世界観を表現しました」(榮氏)。

OOHは3面構成で、ハワイアンキルトがモチーフのグラフィック2面の間には、物語のキーにもなる謎の雨をモチーフにしたグラフィックを配置した。

写真 グラフィック 掲出風景 The JOJOLands 交通広告

「雨の軌跡のストライプの間に細かく1巻のシーンを散りばめ、映画のダイジェストのようなグラフィックを制作しました。カラフルで陽気な雰囲気と、美しくもどこか奇妙で、事件性を感じるモノクロの世界観で、新たなジョジョの物語に引き込まれるような広告を目指しました」(榮氏)。

『The JOJOLands』は月刊ウルトラジャンプで連載中の、『ジョジョの奇妙な冒険』の第9部にあたる作品。ハワイを舞台に主人公ジョディオ・ジョースターが、「スタンド」と呼ばれる能力を駆使してさまざまな難局を乗り越えながら、「大富豪になる」という野望を叶えていく物語だ。

第9部でOOHを掲載するのは連載開始時に続く2回目。前回は過去作を振り返る内容だったが、今回は『The JOJOLands』の舞台や世界観をアピールするクリエイティブとなっている。

advertimes_endmark

スタッフリスト

企画制作
博報堂+SIX+Age Global Networks
CD
坪井卓
AD
榮良太
D
庄子明寿香
掲出
新宿駅スーパープレミアムセット(8/21~8/27)

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター



この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ