凸版印刷は9月30日から、印刷博物館P&Pギャラリー(東京・文京)で「現代日本のパッケージ2023」展を開催する。近年注目が高まっている環境対応のデザインを含め、国内のパッケージコンクールの受賞作を紹介する。入場無料、会期は12月3日まで。
近年、SDGsへの意識の高まりからパッケージデザインは機能性や販売促進だけでなく、社会課題を解決する役割を担っている。国内の関連デザイン賞でも、環境対応素材の使用、ラベルレスの導入といった新たな試みが多数評価されており、本展はそれらの流れを汲んだデザインなどが一堂に会する場となる。
中でも、木製家具の製造工程で発生する端材を再利用した資生堂のブランド「BAUM」のパッケージや、飲料メーカー各社が取り組んできたラベルレスの取り組み、各業界における紙パッケージへの移行などはその代表格といえる。
会場では日本パッケージデザイン大賞2023(日本パッケージデザイン協会主催)を受賞した31作品、2023日本パッケージングコンテスト(日本包装技術協会)にてジャパンスター賞と包装技術賞を受賞した作品から37点、第62回ジャパンパッケージングコンペティション(日本印刷産業連合会)にて受賞した40点などを展示する。