物置・オフィス家具メーカーの稲葉製作所は9月22日、同社を代表するブランドのひとつ「イナバ物置」の新CM、「稲葉製作所『100人乗っても大丈夫』篇2023」を公開した。同社から新しいCMが公開されるのは4年ぶり。
同社のCMといえば、「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫。」というキャッチコピー。年に1度、全国から100人の販売代理店スタッフがスタジオに集まって撮影行い、1987年から2019年まで毎年CMを出し続けていた。しかし2020年からはコロナ禍の影響で3年間にわたりCMを制作していなかった。
CMを制作していなかった期間中には、代表取締役社長も交代。今回のCMは、現在社長を務める3代目の稲葉裕次郎氏が就任して以来初めての公開となった。本CMでも以前からのお決まりで、社長を含む稲葉製作所の販売代理店スタッフ100人が出演。列は、手前から販売店の成績順に並んでいるという。
また、今回公開した「稲葉製作所『100人乗っても大丈夫』篇2023」では、CM本編だけではなく、CM撮影の裏側を紹介したドキュメンタリー映像やティザーも同社公式YouTubeチャンネルで公開。これまでにない試みで稲葉製作所の4年ぶりのCM復活を盛り上げている。
制作を担当したisomix STUDIO ディレクターの磯見大氏は、「稲葉製作所のCMは、CMそのものがレガシーという特殊な仕事。知られていないバックグラウンドのストーリーなども取り込みつつ、引き継ぐものと変えるものを慎重に吟味しながら制作しました。」とコメント。
クリエイティブディレクションを担当したUUUM CCOの丹羽貴紫氏は「稲葉製作所にとってCM撮影は、1年に1度集まり販売代理店の方々同士で『お互い頑張ろう』と励まし合う特別な時間。私自身も、CMをつくることの意味を見直す貴重な体験になりました」と話した。
スタッフリスト
- 企画制作
- FIELD MANAGEMENT EXPAND
- CD
- 丹羽貴紫、磯見大
- AD
- 大島勇樹
- PR
- 新澤崇、沓澤肇
- PM
- 小巻研、柄本凛生
- 演出
- 磯見大
- 撮影
- 山岡昌史
- 照明
- 山崎友久
- 編集
- 山岡大起(オフライン)、中村貴則(オンライン)
- カラリスト
- 平田藍
- 音楽
- 吉田武史
- MA+ミキサー
- 渡辺寛志
- ST+HM
- 西尾潤子
- プロジェクション
- 上野良太