「目立って覚えてもらえるCM」を目指した「BDSバイクセンサー」のCMに、くっきー!が再び登場

会員制バイクオークションを運営するビーディーエスは、お笑いタレント・野性爆弾くっきー!(以下くっきー!)さんを起用した新CM「BDSバイクセンサー ホラー」篇の放映を9月に開始。公式YouTubeで、CM15秒・30秒・60秒の3タイプとメイキング映像を公開した。

くっきー!さんがCMに登場するのは、昨年に続き2回目。今回は奥多摩の廃墟を舞台に、くっきー!さん扮する「チェチェナちゃん」とご本人がそろって登場する。

バイクを押しながら、暗い道を恐る恐る進んでいく二人。突如足音が響き、飛び出してきた化け物。それに驚き、恐怖のあまり尻餅をついた二人は壁を突き破る。すると場面は一転、バイク&パーツ検索サイト「BDSバイクセンサー」の名前が何度も繰り返され、CMは終わる、というかなり思い切った展開だ。

「BDSバイクセンサー ホラー」篇(60秒)

「広告メッセージを絞って、BDSバイクセンサーの名前を覚えてもらうことだけに特化しました」と、クリエイティブディレクター 松村祐治さん。「一度見たら絶対覚えてしまうCM」を目指したという。

「クライアントの皆さんから、宣伝文句が多くて到達が悪いCMではなく、目立って覚えてもらえるCMにしましょう、という明快な方針を伺いましたので、我々クリエイティブスタッフも勇気をもらって、迷うことなく一点突破で制作させていただきました」

ネーミングを覚えてもらう手法はいろいろあるのですが、今回は、目が離せない強い映像を視聴者に見せて、映像への興味がマックスになった瞬間に突然ネーミングを提示し、強く記憶してもらう、という新しい手法で制作しました。

加えて新しい挑戦として、世の中のすべてのCMは、広告メッセージにきちんと着地するためにストーリーが描かれるのですが、このCMではそれを放棄してCMのストーリーとメッセージが全くリンクしていない、という新しい文法で作りました」

企画が極端でパンキッシュなため、映像のトーン&マナーのクオリティは逆に上質にした方が面白くなると考えた。

「ディレクターの金澤善風さんの演出力でただのホラーではなく、ファンタジックでチャーミングな映像になりました。ストーリー展開に合わせて緻密に計算された音楽もそれを強化してくれています。

一方で、ラストのお尻が壁を突き破って企業ロゴが出るシーンはこのCMのすべてなので、リアルな迫力が出るように、ここではCGや合成はなるべく廃して、ライブでやる乱暴なおもしろさを追求しました」

放映開始後、CMは166の媒体で取り上げられて話題になり、SNSでも「めちゃ好き」「何回見ても笑ってしまう」「くっきー!ワールド全開」などの声が寄せられている。

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スタッフリスト

企画制作
電通東日本+電通+MOTTO
CD+企画+C
松村祐治
Pr
垣下尚加
PM
小内史也、徳村優斗
演出
金澤善風
撮影
井本直希
照明
溝口知
美術
金子宙生
DIT
小野木勇生
特機
釜田友也
ST
しげたまやこ(チェチェナちゃん衣装)、池田清志
HM
木村美和子
編集
小林佑
カラリスト
髙橋直孝
MPr
広瀬和奏
録音+ミキサー
松崎清春
SE
熊谷久志
BP
小俣宏司・渡邉翔一
NA
櫻庭裕士
出演
くっきー!(野性爆弾)、武イリヤ

  グラフィック

撮影
広光
グラフィックPr
富樫佳哉

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター




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