異業種で海上コンテナ共同利用、CO2削減へ 丸紅ロジ、ブリヂストンサイクル、ファイントゥデイ

丸紅ロジスティクス、ブリヂストンサイクル、ファイントゥデイは、3社連携による海上コンテナ共同利用の本格運用を10月より開始したと発表。

中国から自転車の製品・部品を輸入するブリヂストンサイクルが使用したコンテナを、ファイントゥデイの物流拠点に直接輸送し、そのまま中国向け製品の輸出に使用するもというもの。丸紅ロジスティクスがスキームを構築。8月からテスト運用を開始していた。

従来それぞれで行っていたコンテナ輸送の工程を削減する取組みで、想定CO2排出量は、取組みを行わなかった場合に比べ最大24%、ドライバー拘束時間は同じく最大30%(年間約6600時間)の削減が見込まれている。

輸入コンテナの荷卸し後、空コンテナを港ではなく直接輸出企業まで運び、輸出用コンテナとして再利用する「コンテナラウンドユース」は、異業種間で行う際、それぞれが扱う物量や立地等の制約によりコンテナマッチング率の向上は難しいと言われるが、3社スキームにおいては、物量の親和性や協力体制などから安定的なオペレーションの実現に至った。

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