ユーグレナは10月11日、栄養問題の解決を目指す取り組み「ユーグレナGENKIプログラム」をより多くの人へ伝えるための動画「Euglena GENKI Program 2023」を公開した。
動画によって、該当商品の売上の一部を当てることで運営されてきた同プログラムの成果を伝えて共感を図り、プログラムを継続的に推進していく狙い。
同プログラムは、バングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つ微細藻類ユーグレナ入りクッキー(以下、「ユーグレナクッキー」)を無償で配布するもの。1食分(6枚)のユーグレナクッキーで、バングラデシュの子どもたちに特に不足している栄養素1日分を提供できるとする。
2014年の開始後、バングラデシュ国内での配布地域を徐々に拡大し、これまで累計1,500万食以上を届けてきた。
ただ活動は、生活者が同社やパートナー企業のプログラム対象商品が購入した際の売上の一部を、協賛金として充てることで運営している。生活者を巻き込んだ活動のため、継続的な運用には、取り組みへの共感を集めることが重要となる。
そこで、今回作成された動画「Euglena GENKI Program 2023」では、このプログラムが「バングラデシュにどのようにインパクトをもたらしたのか」といった成果が伝わる内容に。
例えば動画には、ユーグレナクッキーの製造や子どもたちがおいしそうに食べるシーンが写る。「このクッキーを4年間食べているの」「おいしいから大好き」という子供たちの声も分かる。
また、配布された学校の先生の「プログラムに参加してからこどもたちの栄養問題が改善されるだけでなく、学校の出席率が向上、授業への集中力があがった」とのコメントや、配布された子どもの母親が「子どもへの不安はなくなった、学校で栄養のある食べ物を食べることができるから」と語るシーンも取り入れている。
加えて、「学生時代にバングラデシュに足を運び、子どもたちが栄養失調で苦しむ様子に衝撃を受けた」ことからはじまる同社の創業秘話などを出雲充 代表取締役社長の語る場面も。創業から一貫性して、社会問題の解決を目指しバングラデシュの子供たちをサポートしてきた姿勢を表している。
動画内で社長は「現在はバングラデシュの子供たちおよそ1万人に毎日提供しているが、毎日100万人に届けられるまでがんばっていく」と決意を示している。