メガネ・サングラスの製造販売を手掛けるOWNDAYS(オンデーズ)は、俳優 浅野忠信さんを起用したテレビCM「居酒屋」篇の放映を、10 月 3 日に開始。公式YouTubeで、15秒、30秒CMとメイキング映像を公開した。
舞台は居酒屋、バンド練習を終えて浅野さんとバンドメンバーが打ち上げを始めた。そこで壁にかかったメニューを見ようとするも、浅野さんは目が見えにくくメニューを読むことができない。「最近、目が見えにくいんだよ」とメガネをはずした浅野さん。すると、目が漫画のような「3」になっていた――。「飲んでる場合じゃない」とメンバーが浅野さんを連れていったのは、OWNDAYSの店舗。そこでメガネをかけた浅野さんは、きりっとした表情を見せるのであった。本CMの演出を手掛けたのは、佐藤渉氏。
今回、浅野さんを起用した理由を、同社は次のように話す。
「OWNDAYSが販売する『メガネ』は昔から『半医半商』と言われています。そのため、CMのキャラクターには、視力矯正に対してより需要があると考えられる30~40代以上の比較的高めのターゲット層に認知があり、かつスタイリッシュなイメージのある方を検討していました。浅野忠信さんはその両方にマッチしており、海外でも活躍されていることから、海外展開にも力をいれているOWNDAYSと非常に共通点が感じられたため、ぜひともお願いしたいという決定になりました」(OWNDAYS)
CMの見どころは、浅野さんの目が漫画のような「3」の字になっていることだ。このビジュアルは現在、店頭のグラフィックとしても展開されている。
「歳を重ねていくごとに実感していく視力の低下を、シンプルにインパクトを持たせて記号化できないかと考え、グラフィック一枚絵を起点に企画しました。目が『33』のようになってる表現は昔から日本の漫画やアニメでも使われてきたので、世界中で共感性もあり楽しんでもらえるモチーフなのではと考えました」(アートディレクター 碓井達朗氏)
目が「3」みたいになったら、「Need メガネ?」というメッセージがユニークな本CMについて、プランナー 村田俊平氏は「コアアイデアが最高の形で伝わるよう、CMではキチンと演者(浅野忠信)に必然性があると感じられるような世界観、セリフの調整に腐心しました」と話す。
浅野さん出演の過去の秀作映画やドラマからインスピレーションを得て、本人に似つかわしいものを推敲したセリフ、クセ強のキャストやドラマのような設定など、浅野さんをフックに独特の世界観が記憶に残るように構築していったという。
「シチュエーションはふと自分の視力の低下を自覚するタイミングとして、カフェやオフィスなどありきたりなものではなく、豊かな展開が起きそうなものをチームで検討しました。これは、ストーリー型CMとして、最初から視聴者をCMに引き込むことにも貢献しているかと思います」
CM公開後、OWNDAYSの社内外からはさまざまな声が寄せられている。
「『目が漫画みたいになったら(Need メガネになったら)OWNDAYSへ来てください!』というコミカルかつわかりやすい内容はもちろん、いつまでも変わらずにかっこいい『イケオジ』な魅力のある浅野忠信さんの起用についても、OWNDAYS社内外から大変喜ばれているようです」と、同社は話している。
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通+KEY pro
- CD
- 奥野圭亮
- PL
- 村田俊平
- AD
- 碓井達朗
- CPr
- 岩佐遼太郎
- Pr
- 城殿裕樹
- PM
- 大木昌哉、渡部里菜
- 演出
- 佐藤渉
- アシスタントDr
- 小平琢也
- 撮影
- 今村圭佑
- ステディカム
- 滝澤智志
- データアシスト
- 城田柾
- 照明
- 平山達弥
- 美術
- 宮守由衣
- CO
- 細谷法彦、花井美紀、吉原遼
- ST
- 北村道子(浅野忠信)、柚木一樹(サブキャスト)
- HM
- TAKU
- 編集
- 前田憲彦(オフライン)、山下武郎(オンライン)
- カラリスト
- Toshiki
- Mix
- 川村知嗣
- SE
- 田中宏峰
- 音楽
- 池田耕太
- AE
- 水越悠輔、関谷謙志、堀田有加、武地昭憲、伊藤耕太郎
- CAS(サブキャスト)
- ヤマウチトモカズ 、 小水内 基
- 出演
- 浅野忠信、夕輝壽太、 関口まじめ、岸田研二、大部恵理子
グラフィック
- 撮影
- 興村憲彦
- レタッチ
- 小野隼人
- D
- 株竹成那
- Pr
- 成田雅彦
- PM
- 永田亘