WOWOWは10月18日、約4万人分の個人情報が流出したと発表した。テレマーケティング業務委託先のコールセンターシステムを運用、保守していた派遣社員が不正に持ち出し、第三者に流出させていた。
流出のおそれがあるのは、氏名や電話番号、住所、生年月日、性別などで、期間は2016年3月16日〜17年6月19日。クレジットカードや決済情報、各種パスワードなどは含まれていないという。
NTTビジネスソリューションズの元派遣社員がWOWOWの顧客情報を不正に持ち出し、第三者に流出させていた。同社は、WOWOWが業務委託していたNTTマーケティングアクトProCXのコールセンターシステムを運用、保守していた。元派遣社員はシステムの管理者権限を持ち、顧客情報にアクセスできる環境にあった。
NTTマーケティングアクトが受託していたのは、「WOWOW15⽇間無料体験」を申し込んだ人を対象に、電話などで営業をするテレマーケティング業務。2018年6月で業務委託契約は終了している。
「同様の事態を再び発⽣させないよう、業務委託先の監督を含めた個⼈情報管理体制の強化を図る。お客さまには深くお詫び申し上げたい」(WOWOW)