電通G、VRゲーム開発のMyDearestに出資

電通グループは11月7日、VR(仮想現実)ゲームなどの開発・販売を手がけるMyDearest(マイディアレスト)に出資したと発表した。ゲームの共同開発や、ゲームを媒体とした企業のマーケティング支援などを進める。

電通は近年、ゲーム領域の進出を加速させている。昨年11月には、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を通じて、オンラインゲームプラットフォーム「ロブロックス」上のゲームを開発する米ロフォーコ社に出資。同年9月には、ゲームプレイヤーの心理分析や広告効果の予測・分析を手がけるドイツのソルステン社にも出資。ソルステン社は電通以外の企業合計で2180万ドル(約32億円)を調達した。21年にはスペインのeスポーツ事業コンサルティング会社SYN社と業務提携している。

マイディアレストはVR技術を活用したミステリーアドベンチャーゲーム「東京クロノス」や、3対3格闘ゲーム「Brazen Braze(ブレイゼンブレイズ)」を開発、販売する企業。10月に行われた「Brazen Braze」の開発テストには、国内外から応募者が集まり、1000人から2000人に枠を増やして実施したという。

調査会社ニューズー社の推計では、世界全体のゲームプレイヤー人口は2023年で33億8100万人で、26年には37億9000万人に増加する見込み。ゲームをする様子の動画配信の視聴者も増えている。ストリーミング配信の分析を行うストリームチャートの推計では、YouTubeのゲームカテゴリー「YouTube Gaming」の23年4〜6月の視聴時間は、YouTube全体の18%を占め、「エンターテインメント」「ニュース&政治」に次いで3番めに人気だった。

角川アスキー総合研究所の調べでは、2022年の日本国内ゲーム人口は、前年比2.4%減の5400万人。

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