心臓ではなく“百円” を捧げる? 『進撃の巨人』コラボで全28種のアテレコ広告展開

日本スポーツ振興センター(JSC)が提供するスポーツくじ「100円BIG」は、11月27日より、アニメ『進撃の巨人』とのコラボレーションキャンペーンを開始した。

実データ グラフィック 進撃の百円

「100円BIG」は、一口100円から参加でき、最高2億円の当選が可能となるスポーツくじ。今回、全世界で1億2,000万部の累計発行部数を誇る人気コミックス『進撃の巨人』と共に、都内の交通広告やSNS上でコラボキャンペーンを展開する。

『進撃の巨人』は、人を食らう巨人に追われ、人類は壁のなかで暮らすことを余儀なくされてしまった世界を舞台に、 巨人に母を殺された少年エレン・イェーガーが復讐を誓い、巨人を倒すための調査兵団へ入団し巨人と戦っていく姿を描くダークファンタジー。

今回の「100円BIG」と『進撃の巨人』コラボレーションの特長は、オリジナルアテレコ広告「進撃の百円」。

実データ グラフィック 進撃の百円
実データ グラフィック 進撃の百円
緊迫感あるシーンを、シュールに描いた広告は全28種を展開。JR山手線28駅と、東京メトロ新宿駅で展開する。

「進撃の百円」では、『進撃の巨人』の世界観を生かしながら、同作品の印象的なシーンのアテレコ広告を展開。『進撃の巨人』のストーリーに登場するキャラクターたちが、百円に翻弄されるシーンをベースに展開されている。同作品に登場する名セリフ「心臓を捧げよ」が「百円を捧げよ」にアレンジされるなど、百円玉を巡る勢いのある内容だ。

実データ グラフィック 進撃の百円

制作を担当した神田商事 クリエイティブディレクター/CMプランナーの神田祐介氏は、「百円という言葉の持つ、どこか“バカバカしい”シズルを損なわないように、前後の言葉を推敲しました。原作となる作品に寄りすぎても、商品に寄りすぎても面白さが詰まってしまいます。そのため、作品と商品の両者のバランスを考慮し、ちょうど良い距離に百円という言葉を落とす必要がありました」と、その制作背景を語る。

そこで神田氏ら制作チームは、「もし『進撃の百円』という漫画があったら」という仮説を軸に、広告設計を行っていったという。

「もしそのような作品があったら、このセリフは言うかな、言わないかなという基準で、数々のアテレコをふるいにかけました。切り出した漫画のコマ単体で完結する面白さというよりは、そのストーリーの前後に妄想が生まれ膨らむように設計することで、全パターンを見てみたくなるように留意しました。何よりも、『進撃の百円』というタイトルの使用を許諾してもらったことが、キャンペーンを進めるためには不可欠でした」(神田商事 神田祐介氏 )

「進撃の百円」は、12月10日まで一部駅を除いたJR山手線の28駅と東京メトロ新宿駅で交通広告を展開している。

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スタッフリスト

企画制作
神田商事、博報堂、イチロク
CD+C
神田祐介
C
廣田陽子
D
渡貫一馬、金子智美
AE
二宮顕、大島計、稗田有紗、竹日悠帆、森瑛名子、柊友也

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター


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