YKK APは11月28日、企業ブランドテレビCM「窓と猫の物語」シリーズの最新作「いつもの場所」篇の放映を開始した。
パーパスに「Architectural Productsで社会を幸せにする会社。」を掲げるYKK APは、「窓を考える会社」として、CMやプロダクトを通じたコミュニケーションを行ってきた。2014年から放映を開始した「窓と猫の物語」シリーズもそのひとつ。「窓」が生み出す明るくあたたかい空間と、心地よい場所を好むと言われる「猫」が織りなす、さまざまなストーリーを描いてきた本シリーズは、今年で10年目を迎えた。
新CM「いつもの場所」篇は、とある街で歩道を歩く少年が、窓辺に座って外を眺めている猫に手を振る。季節は巡り、ある日を境に猫が姿を現さなくなった。少年は肩を落とすが、それでも窓を見上げ続けていると、ある春の日に…というストーリーだ。
クリエイティブディレクターの山田慶太氏は長年、本シリーズの制作に携わってきた。山田氏は新CMについて、「これまでのシリーズの世界観を踏襲しながら、見た人の気持ちを深く動かせるような、王道のストーリーにしたいと考えました。窓を介して少年と猫が交流する姿をなるべくシンプルに描くことで、少年の気持ちに共感してもらうことを狙っています」と話す。
また、主役の少年のキャスティングもこだわったという。
「どこにでもいそうな普通さがありつつ、個性やキャラクター、主人公としての強さがある。そんな男の子を徹底的に探しました。今回のストーリーでは男の子の感情の変化を描くことが重要で、しかもそれをセリフ無しで表情だけで伝えなければならないので、演技力や表情の魅力も重要なポイントでした。結果的に、ベストなキャスティングができたと思っています」(山田氏)。
今回登場する猫は、ブリティッシュ・ショートヘア。母親役はFanynka(ファニャンカ)ちゃん3歳。出演した子猫たちの姿は、ショート動画としてInstagramやTikTok等各種SNSで広告配信する予定だという。
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通、電通クリエイティブフォース
- CD・プランナー
- 山田慶太
- C・プランナー
- 中里耕平
- AD・プランナー
- 宮下良介
- CPr
- 名取康文
- Pr
- 菅原直太、矢野健一
- PM
- 宮下誠
- ディレクター
- 小林洋介