電通国際情報サービス(ISID)は11月30日、代表取締役社長に岩本浩久・専務執行役員事業統括が内定したと発表した。来年3月22日の取締役会決議を経て就任する。現社長の名和亮一氏は顧問に退く。
岩本氏は1995年4月、電通国際情報サービス入社。2018年執行役員、翌19年上席執行役員 製造ソリューション事業部長、21年常務執行役員 製造ソリューションセグメント長を経て、23年1月、専務執行役員事業統括。
「✕」と「人」モチーフ
来年1月1日付で実施する「株式会社電通総研」への商号変更に伴う、新たなブランドロゴも発表した。かけ算(乗算)の記号「×」と、漢字の「人」をモチーフにしたシンボルマークが特徴。
ISIDは、1975年にGE(ゼネラル・エレクトリック・カンパニー)と電通の合弁会社として設立。GEのコンピューターを国際ネットワークで共同利用する情報処理サービス事業を展開した後、1990年代半ばにはシステムインテグレーション事業へ転換した。
商号変更と同時にアイティアイディ、ISIDビジネスコンサルティングを吸収合併する。電通グループの研究機関「電通総研」の機能も移管し、コンサルティングとシンクタンクの機能を強化する。