12月5日(火)深夜24時30分から、テレビ東京で新番組「THE TRUTH」が始まる。
この番組の企画・主演を務めるのは、俳優 松田翔太氏。そして、総合演出・脚本をクリエイティブディレクター 高崎卓馬氏が務める。そんな二人がつくり出したのは、完全オリジナルの新感覚ニュースショーだ。
「企画のスタートは、コマーシャルづくりの感覚をベースに新しいものがつくれないか?ということでした」と、高崎氏。
実はこの番組、テレビ局からの依頼ではなく、松田氏からの相談でスタートしたという。
「最初に松田翔太さんから連絡をいただき、二人で最近のテレビ、最近の映画、などいろんなことに関する雑談をしました。松田さんは映像づくりのプロセスでコマーシャルのように、丁寧に検証しまくってつくる作業が本当に好きで、それで僕に相談がきたようです」
「コマーシャルづくりの感覚をベースに新しいもの」をテーマに、二人でニュースショーの枠組みを、そこからどんな「場」にするかを考えていった。そして、ある程度企画の骨格が見えてから、テレビ東京のプロデューサー 阿部真士氏に相談した。
「阿部さんはテレ東のなかでも新領域ふくめとても未来を見ているひとで、新しいこと、可能性を広げそうなこと、に対する理解と期待が大きく、僕たちのイメージと、阿部さんの望んでいるものがぴたっと重なった感じです」
ニュースショーというフレームを選んだのは、今の時代に対する自分たちの考えを反映しやすいこと。短いコマーシャル的なコーナーがたくさんつくりだせること。そして、真面目な設定のほうが、違和感を生みやすいことなどを考えて決めた。
「中でも司会者としての松田翔太をどういう立ち位置、どういうキャラクターにするか、は最後の最後まで話つづけました」
ニュースショーらしく、ゲストを迎えて「義憤」「タイパ」「A.I.」「スピード」といったテーマで討論を繰り広げるコーナーや、「料理コーナー」「英会話コーナー」「街頭インタビュー」など様々な企画が登場する。これらの企画に、オダギリジョー、菅田将暉、柄本時生、SUMIRE、寺本莉緒が「本人役」で出演する。
演出には、話題のCMを数多く手掛ける平田大輔氏が参加する。また、 本作の番組タイトルロゴを手掛けたのは、クリエイター 藤原ヒロシ氏。藤原氏は「THE TRUTH」に見え隠れする謎の人物としても番組に登場する。
「台本は本当に何度も書き直しました。松田さんと会話して、それを起点に台本を書いて、それでまた会話して、そして書き直して。キャストのイメージをして書いて、キャストが決まって書き直して。撮影が始まっても次のシーンのセリフをその場で書き直してみたいな感じで、僕と松田さんと演出の平田さんで、その場にある“なまなましい何か”が逃げていかないように細心の注意を払いつづけて。それは編集でも同じでした。3人でああでもないこうでもないといいながら編集してつくりました」
本番組のキャッチフレーズは、「ついてこれますか。おいていきますよ。」。その言葉通り「THE TRUTH」はジャンル不問の新しいコンテンツであり、高崎氏いわく「自分が子どもの頃に見た、知性と好奇心がうごめいていて大人だったTHE 深夜番組」になっている。
「見どころは、ジャンルとかカテゴリーとかよくわからない感じのもの、なのでどうころぶかわからないひりひりした感じです。つくった本人が何度見ても緊張します。あんまり今までなかったものになっている気がします。でも20年くらい前にコマーシャルをつくっていた頃は、こんな気持ちでいたような気がします。とにかく考え尽くしてその結果、なんか変なものになって、その変なものが、見たことのない新しいものになって、という感じです」
本番組は、テレビ東京で4回にわたり放送。また、DMM TVでも放送終了直後より独占配信する。なお、DMM TV版はテレビ放送未公開映像を含むオリジナルバージョンで、こちらを見ると企画の狙いやキャストの本音など、コンテンツの理解がさらに深まる作りになっている。
ドラマチューズ!「THE TRUTH」(毎週火曜 深夜24時30分放送)
- 企画
- 松田翔太、高崎卓馬
- 主演
- 松田翔太
- 脚本
- 高崎卓馬
- 総合演出
- 高崎卓馬
- 監督
- 平田大輔
- プロデューサー
- 阿部真士(テレビ東京)、山本喜彦(MMJ)、日枝広道(電通)、安藤泉美(オフィス作)、新井富美子
- 制作
- テレビ東京、MMJ
- 製作著作
- 「THE TRUTH」製作委員会