Threads、タグ機能追加 投稿にひとつのみ…過剰な話題化避ける

米メタは12月7日(米国時間)、SNS「Threads(スレッズ)」にタグ付け機能を追加したと発表した。投稿のトピックとして付与でき、クリックすると、同じ文言で「Threads」内を検索したのと同様に、ほかの投稿が表示される。日本語でも利用可能。

「#」を入力するか、「Threads」のユーザーインターフェース上で「#」をタップし、打ち込んだ文言がトピックとなる。トピック入力時には、すでにほかのユーザーが作成した既存のトピックが表示され、そこから選ぶこともできる。

画像 Threadsのタグを入れた投稿の例
「Threads」の投稿にタグを入れた例。青字で「GA4」となっている部分がタグ。ほかのSNSのハッシュタグのように「#」は付かない。クリックするとタグと同じ文言で検索したのと同じ結果を表示する。タグ付けしていなくても文言を含めば結果の対象となる模様

「Facebook」や「Instagram」のほか、「X(Twitter」「TikTok」などの機能として普及している「ハッシュタグ」と似ているが、「Threads」で付与できるトピックは、投稿あたりひとつのみ。投稿内のトピックをクリックしたりタップすると、同じ文言で「Threads」内を検索したのと同様に、ほかのユーザーの投稿が列挙される。投稿時間別ではなく、一定の表示方式がある模様。

ことし11月からオーストラリアのユーザー向けに試験を進めていた。「Threads」と連携する「Instagram」の責任者、アダム・モッセーリ氏は、「#マークなし、複数単語のサポート、1投稿につきタグは1つだけ、クリックして表示されるのは検索結果。このようにデザインしたのは、よりコミュニティに焦点を置いた機能とし、〔注目やリアクションを集めることを目的とした〕”エンゲージメント・ハッキング”をしづらくするため」と、自身の「Threads」アカウントに投稿している。

トピックの実装に先立ち、投稿の検索もできるようになっている。サービス開始時に検索できたのは、アカウント名のみで、投稿は検索対象としていなかった。検索は日本語にも対応した。

「#」を添えたテキストで、関連するSNS投稿をつなぐハッシュタグについては、「X」運営のXコープ会長のイーロン・マスク氏が、従業員の「ハッシュタグは廃止すべき」という投稿に同意。「廃止すべきでない」が9割近くとなった、別のユーザーによる「X」上のアンケートには、「(ハッシュタグは)過去の遺物。キーワードやフレーズ(の検索)で十分機能する」と返信し、ハッシュタグ機能をなくすのではないか、という予測で話題となった。

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