クラシコ、常設店で医療従事者向けアパレル 一般人にも訴求

クラシコ(東京・港)は12月15日、医療従事者向けのアパレルを販売する実店舗を、名古屋市栄の商業施設「ラシック」にオープンする。実店舗は東京、大阪に続いて3店舗目。同社はECサイトを中心に医療従事者向けアパレルを展開しているが、リアル店舗を通じて一般客にも訴求したい考え。既存店では一般客の購入も増えているようだ。今後も大病院が多い首都圏を中心に常設店を広げる方針。

クラシコによると、東京と大阪の常設店では、実際に商品にふれて確かめられることで、一般客の購入が増えているという。2022年からは全国各地で期間限定店を出店している。「ラシック」への出店も、今年2~3月に実施したポップアップストアでの反響が後押しとなった。

医療従事者向けのスクラブ(医療用白衣)などは耐久性と柔軟性を備え、漂白剤を使用しても色落ちしないなど、機能に優れた特徴もある。新型コロナ流行下の夏場では医療現場の暑さ対策が課題となったこともあり、通気性に優れた商品も多数そろえる。

2024年4月には勤務医の時間外労働の上限を960時間に制限するなどの取り決めが盛り込まれた「医師の働き方改革」が導入される。労働環境の見直しが進む中、クラシコは、アパレルも医療従事者のモチベーション向上に貢献するとして、アピールを強める。新店舗では、マッシュスタイルラボが展開するルームウエアブランド「ジェラートピケ」とのコラボアイテムも展開する。

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実データ 名古屋市栄でオープンする常設店で、医療従事者だけでなく一般客にも訴求する
名古屋市栄でオープンする常設店で、医療従事者だけでなく一般客にも訴求する


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