SHIBUYA109エンタテイメントは12月19日、多人数参加型ゲーム「Fortnite(フォートナイト)」に、商業施設「SHIBUYA109」を登場させると発表した。同日から同施設を中心に東京・渋谷を模した空間内で、「フォートナイト」が遊べるようになる。累計プレイ数で100万人を目指すという。
実際の屋外広告同様、広告も掲出する。第1弾としてカシオ計算機の腕時計ブランド「G-SHOCK」が出稿した。掲出は2024年1月13日まで。SHIBUYA109エンタテインメントは継続的に広告主を募る考えで、14日以降の広告については現在調整中という。カシオ計算機とは直接の取引となったが、案件によっては広告会社も間に入ることを想定する。広告を掲出しても、「エピックゲームズへの支払いが生じるような取り決めは特にない」(SHIBUYA109エンタテインメント)。
ゲーム開発事業などを手がけるtenshabiと共同で制作した。tenshabiは吉本興業ホールディングス傘下のFANYと共同で、所属するお笑い芸人が登場する「フォートナイト」内のゲームを開発している。
「フォートナイト」にはユーザーが、ゲーム内の空間(=マップ)を制作、公開できる機能「クリエイティブモード」がある。「SHIBUYA109」のマップも同モードで制作したもので、所定の番号を入力すると、「フォートナイト」内で遊べるようになる。企業も活用しており、日本企業ではあいおいニッセイ同和損保や、本田技研工業などの事例がある。
SHIBUYA109エンタテインメントは、制作したマップのプレイヤー数の伸長を目指す。プレイヤー数に応じて「デジタル広告のメニューを増やすなど商品のバリエーションを増やしていきたい」(SHIBUYA109エンタテインメント)。「フォートナイト」のプレイヤー数は2023年11月5日時点で、1日あたり4470万人超。