掃除機の出荷額、過去最高 白物家電の国内出荷2カ月ぶり好転

価格上昇でルームエアコン3カ月連続プラス

日本電機工業会(JEMA)によると、2023年11月の白物家電の国内出荷額は、前年同月比1.4%増の2024億円で、2カ月ぶりのプラスとなった。製品価格の上昇が出荷金額を押し上げ、掃除機は約151億円(同5.8%増)で11月単月の過去最高出荷金額となった。ルームエアコンも同19.1% 増の448億円で3カ月連続プラスを達成。一方、冷蔵庫は2カ月連続マイナスの323億円(同2.4%減)、洗濯機は5カ月連続マイナスの323億円(同4.4%減)となった。

製品別の出荷台数では、ルームエアコンが前年比14.5%増の48万5千台で、3カ月連続プラス。11月単月の過去10年平均43万7千台を上回った。

冷蔵庫は24万4千台(同5.9%減)で2カ月連続マイナス。うち401リットル以上の大型タイプも13万台(同5%減)で、2カ月連続マイナスとなった。

洗濯機は33万1000台で(0.5%減)となり、5カ月連続のマイナス。うち洗濯乾燥機も9万1000台(0.7%減)で5カ月連続マイナス。一方、洗濯乾燥機の中でもドラム式は7万6千台(4%増)で2カ月ぶりのプラスだった。

掃除機は53万台(同7%減)で9カ月連続のマイナス。うちスティック型は35万8千台(3.5%減)で2カ月ぶりのマイナスだった。

電子レンジは26万3千台(同13.7%減)で4カ月連続マイナス。うちオーブンレンジはマイナスだったが、「単機能レンジ」は9万4千台(同5%増)で4カ月ぶりにプラスに転じた。

ジャー炊飯器は38万1000台(同14.6%減)で2カ月連続マイナス。うち「IH式」も28万3千台(18.7%減)で3カ月ぶりのマイナスとなった。

IHクッキングヒーターは5万2千台(同19.3%減)で、8カ月連続でマイナス。うち「2口以上ビルトイン型」は5万台(同19.3%減)で8カ月連続のマイナスだった。

advertimes_endmark



この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ