ヤクルト本社は1月1日から、CGとAIで再現した坂本龍馬が登場する「ヤクルト1000」の新テレビCMの放映を開始した。広告会社は電通。2023年はテレビCMやグラフィック広告におけるAI活用例が多数登場したが、2024年もその動きは加速しそうだ。
このほか、同じく1月1日に公開されたKDDI/auのCM「さぁ、何やる?」篇では生成AI「Stable Diffusion」を用いている。約160本の過去CMとイラストレーターの松本ぼっくり氏の作品を読み込ませ、アニメーションを生成した。
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2023年の主な生成AIを活用した広告は以下のとおり。
時代考証や監修は坂本家10代目・坂本匡弘氏ら
CGで坂本龍馬の顔を再現したのは、映画『竜とそばかすの姫』のCGなどで知られるデジタル・フロンティア。デジタルヒューマンのVFX技術を採用した。声の部分をAIによって生成しており、ORENDA WORLD社によるAI音声技術が用いられている。台詞や撮影場所などを含む時代考証や監修は、渋谷龍馬会の倉持基氏と坂本家10代目の坂本匡弘氏が担当している。
これまで「ヤクルト1000」のCMにはアスリートや音楽家など第一線で挑戦を続けるプロフェッショナルが登場してきたことから、武士と実業家の顔を持つ坂本龍馬の起用に至った。
※2024年1月1日に公開されたCMを追加しました。
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通、電通デジタル、電通クリエーティブフォース、東北新社、デジタル・フロンティア、ORENDA WORLD
- CD
- 久松一正(ヤクルト本社)、並河進
- C
- 竹田芳幸
- AD
- 三近淳
- CPr
- 明石幸恵
- Pr
- 清水悠貴
- PM
- 上領玲央
- 演出
- 箱守惠輔
- 撮影
- 池浦新悟
- 照明
- 太田宏幸
- 美術
- 金子宙生
- CGディレクター
- 前川英章
- CG
- 制作進行 遠藤寛之、小樋山青蓮
- 音声AIプロデューサー
- 長谷川雄一
- 音声AIエンジニア
- 加藤遼
- 編集
- 市川達也(オフライン)、加藤才弘(オンライン)
- 音楽Pr
- エリック
- MIX
- 品川大
- ST
- 中島宏人
- HM
- 西村佳苗子
- 時代考証
- 倉持基
- 土佐弁監修
- 篠原瞳
- CRD
- 賀部祥平
- 船舶CRD
- 加藤義彦
- AE
- 北村直寛
ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター