サッポロビールは12月27日、2024年1月2日、3日に放送される第100回東京箱根間往復大学駅伝競走に向けたオリジナルCMのカットを先行公開した。CMには俳優の山時聡真を起用し、ナレーションを柴田恭兵が務める。楽曲はBUMP OF CHICKENの『ダイヤモンド』を使用している。
東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)のテレビ放送時には毎年、サッポロビールのCMが流れるのが恒例だ。今回放送するCMは、2024年で100回目を迎える箱根駅伝を記念し、これまでの歴史や過去の名場面を振り返る山時さんと、その光景を歴代OBの名選手たちが見守る内容となっている。
歴代OBには、過去の箱根駅伝を盛り上げた様々な世代の選手が登場。過去、エース対決として激戦を繰り広げた渡辺康幸さん(早稲田大学OB)と真也加ステファンさん(山梨学院大学OB)や、5区の山上りを得意とする“山の神”として知られる柏原竜二(東洋大学OB)さんら、6名が出演する。
記念すべき100回目の大会を前に、CM制作はどのように進められたのか。
制作背景を、サッポロビール マーケティング本部 ビール&RTD事業部 メディア統括グループ リーダー 谷本 陽二郎氏は、次のように語る。
「多くの方から期待の声をいただいていた、第100回のオリジナルCM。ただ単に目立つCMをつくるのではなく、100回大会という節目のタイミングだからこそ、改めて、当社の箱根駅伝に対する応援姿勢を視聴者の方に感じ取っていただきたいと思い制作を進めました」。
「過去に制作したCMにはない表現方法を組み込みたいと思い、OOHを活用した演出を取り入れました。山時さんに出演を依頼したのは、ナレーション以外には台詞がない60秒間でも、豊かな表現力で視聴者の方に当社の応援姿勢を届けてくれると思ったからです。長きにわたる歴史を重ねてきた箱根駅伝をリスペクトするとともに、100回以降も続いていく大会、そして出場を目指す次世代の選手たちを応援するサッポロビールの姿勢を表現しました。一人でも多くの方にこの応援姿勢に共感していただき、当社のファン、そして箱根駅伝のファンが増えると嬉しいです」(谷本氏)。
また、制作に携わった、博報堂のクリエイティブディレクター/映像ディレクター林 希氏も、「記念大会ではありますが、過去を振り返るものではなく未来を見据えたものにしています。回顧的にならず、これからも箱根駅伝を目指す次世代を応援するという読後感を目指しました」と話す。
「その中でも意識したのは、歴代のレジェンドOBたちと、高校生役の山時さんの関係性です。同じ空間ではあるけれど、どこか違う世界にいるような距離感に感じてほしかったので。楽曲・ナレーションに関しても、メッセージの聴こえ方や説得力などをかなり重視しています」(林氏)。
CMは2024年1月2日、3日の箱根駅伝や関連番組内で放映が予定されている。
スタッフリスト
- 企画制作
- 読売広告社、博報堂DYメディアパートナーズ、ソーダコミュニケーションズ
- CD+企画+C+演出
- 林希
- C
- 高橋尚睦
- AD
- 川端綾
- Pr
- 前島操、丸山義範
- PM
- 内藤貴大
- 撮影
- 神戸千木
- 照明
- 阿部良平
- 美術
- 吉嶺直樹
- 編集
- 大塚淳也(オフライン)、堀江友則(オンライン)
- 音楽
- BUMP OF CHICKEN『ダイヤモンド』
- MA
- 鈴木優作
- ST
- 山本美寿貴
- HM
- 山田今日子
- CRD
- 島田一輝
- CAS
- 山内雅子
- AE
- 木村浩太、岡部裕一、會田洋人、岡﨑直紀
- NA
- 柴田恭兵
- 出演
- 山時聡真、渡辺康幸、真也加ステファン、今井正人、柏原竜二、伊藤達彦、田澤廉