【dentsu Japan/電通 年頭所感】真のIntegrated Growth Partnerへ

新年あけましておめでとうございます。

写真 人物 dentsu Japan CEO 株式会社電通 代表取締役 社長執行役員 佐野傑氏
dentsu Japan CEO 電通 代表取締役 社長執行役員 佐野 傑氏

本年、電通グループは新経営体制のもと、グローバル共通の事業管理モデル「One dentsu オペレーティング・モデル」を導入します。145の国と地域で事業を行う約850社で構成されるネットワークを一体化し、統合ソリューションの内容を進化させることで、グローバル経営の強化を加速させていきます。4つのリージョン(事業地域)の一つであり、最大のリージョンでもあるdentsu Japanにおいても、2024年より体制・組織を新たにし、国内約160社・2万2000人からなるネットワークの可能性を拓いてまいります。

ここ数年、我々の提供サービスの領域は拡張を続けています。それは、マーケットやテクノロジーの著しい進化によって、顧客・パートナー・生活者・社会構造が変わり続けているからに他なりません。昨年は生成AIが急激に身近な存在となりましたが、今年はさらに社会への実装が進み、あらゆる場面でデータの重要性が高まり続けていくでしょう。これまで見えなかったことが見えるようになり、自動化が進むことで人が介在しない領域はますます増えていきます。

一方で、AIやデータだけでは人の心は動かせません。AIやデータは世界を進化させる素晴らしい手段ですが、それがどのように使われるかは、人次第です。テクノロジーやデータが重要性を増す中においても、常に「人」起点で課題を見つけ出し、ソリューションを構築し、実施していくこと。目の前の問題だけでなく、その先の未来を見据え、そこに関わるすべての「人」が希望をもてる社会を実現し、社会に新しい活力を生みだしていくこと。ここに我々の存在意義があると信じています。

dentsu Japanはいま、事業変革と、インテグリティを最優先とする組織風土への進化を加速しています。高い倫理観の下で多様な一人ひとりの社員が切磋琢磨し活躍する企業文化に磨きをかけること。トランスフォーメーション(BX & DX)、マーケティング(AX & CX)、コンテンツ(Sports & Entertainment)という3つの事業領域における提供価値を強化・統合し、その礎となるデータ・テクノロジー基盤を進化させること。これらを推進することで、クライアント・パートナーの皆さまの持続可能な成長と社会の活力を生み出す真のIntegrated Growth Partnerをめざしてまいります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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  • dentsu Japan CEO
  • 株式会社電通 代表取締役 社長執行役員
  • 佐野 傑



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