【前回はこちら】わかさ生活が考える他社との交流発信、フォロワーへの感謝とは
こんにちは。わかさ生活広報部(@WAKASASEIKATSU)です。
突然ですが、皆さんはX(旧Twitter)上において、1年間でどれくらいの投稿を発信されますか?積極的に発信をされる方、他人の投稿を見る専門の方など、使い方は人さまざまだと思います。
気になって調べたところ、私が運営するわかさ生活 広報部Xアカウントは1年間で約1万5000~2万5000の数の投稿を行っているそうです。この数字には、投稿に反応くださるユーザーへの返信も含まれますが、自分でもその数の多さに驚きました。
今回のコラムでは、企業アカウントを通じ、年間1万以上の投稿を発信している私の考え方や投稿の振り返りについてお話できればと思います。
“バズ”の近道は継続すること
まず、私がXにおいて重要だと考えていることは「何を言うか」ではなく、「誰が言うか」ということです。いくら有益な情報を投稿したりいい話をしたりしても、見つけてくださる方がいなければその投稿は数あるうちのひとつ。多く投稿に埋もれてしまいます。
もちろんフォロワー数が多くないアカウントでも、いわゆる“バズり”の投稿となるケースは多く見受けられます。ですが、基本的に日々の投稿を見てくださるユーザーの多さというのは、リポストなどの力もあり、通常では投稿が届くことがない新規ユーザーの元に投稿を届けてくれる可能性に直結するものです。
日々の投稿に興味を持ってくださっている方がいるからこそ「この投稿は反応があるだろう!」と自信を持って投稿したものが多くの方々にも届けられ、投稿が伸びることがあるのです。
Xでも頻繁に目にする“バズリ“ですが、実はこの言葉に明確な基準は定められていないようです。時には、1万リポスト以上のものが「万バズ」と言われることもありますが、わかさ生活広報部Xでは、日々見ている指標として「インプレッション」ではなく「いいね数」を重要視していることもあり、1万以上のいいねが付く投稿を“バズリ“として捉えています。
これまで私は、わかさ生活広報部のXアカウントを約3年半に及び、運営してきています。
そのうち、1万いいねを超えた投稿は計42個。初めて1万いいねを超える投稿を生み出せたのは、ちょうど2022年11月。実に運営開始から約2年半の年月をかけ、初めてバズ投稿を生み出すことができました。
逆にいうと、ここ1年間で1万いいねを超える投稿を40個以上生み出すことができているわけですが、なぜその数が量産できるようになったのか皆さん不思議に思うかと思います。
バズの量産の背景。そこには、「継続しつづける力」に鍵が隠されていると思います。運営当初は、日々発信する投稿に付くいいね数が100を超えると満足していましたが300、700の数字に届くように。やがて、投稿の多くのいいね数が1000や2000を超えるようになるなり、毎日運営を続けていくうちにいいね数が1万を超えるハードルも低くなり大台に達する投稿も増えました。
振り返る過去の“バズ”投稿
ここからは、過去にバズ投稿となった投稿について振り返っていければと思います。
この投稿は歴代で最多のいいね数を誇る投稿です。社内でお昼ご飯を食べていると「#欠勤届を提出した」がXのトレンドランキングに浮上。このハッシュタグは、長時間ランキングに残るものだと感覚で分かったため、すぐさま内容にあった投稿を発信しました。
数字が伸びたのは、このハッシュタグが予想通り長時間トレンドに残り、半日近く、トレンド1位にランクインしていたことが大きな要因です。そして、このハッシュタグを使った「話題の投稿」として、この投稿がXの最上位に表示されつづけたことで数字が伸びました。
また、投稿文にある「欠勤理由・欠勤期間・2週間」という単語も関連ワードとしてトレンド上位に入っていたものを使っており、どのワードをタップしてもわかさ生活の投稿が表示される状況をつくるなど、細部まで工夫が施されているものです。
また、「#欠勤届を提出した」は、他企業アカウントが投稿をつくりづらいハッシュタグのため、わかさ生活の数字の伸びを見た他社が投稿をつくる頃には、数字が伸びきっており、すでに追いつけない状態でした。
結果、この投稿はWebメディア4件に取り上げていただき、YahooニュースとLINEニュースのトップにも、この特徴的なブルブルくんの画像が掲載されました。
ここからは、他社さんも巻き込んだ“バズり”投稿を紹介します。
「自社ではなく、他社が発信した投稿がバズっても意味がないのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は自社への波及効果も大いにあります。
画像の事例では、他社の投稿がバズることにより自社のアカウントまでもが結果としてバズを起こすことに成功しています。
この一連の交流を通じてフォロワー数が約7000名増えるなど、当社にとっても他社との交流はアカウントの成長に欠かせないものだと再確認した瞬間でした。
他社のエントランスで扉を開けてほしいと訴える「開けて!」シリーズは、ミツカンさん、ミラブルでお馴染みのサイエンスさん、AOKIさん、GMOさんなど複数の企業と再現性を持って同様にバズを起こすことができています。交流してくださった企業の投稿を伸ばすだけではなく、自社の投稿をも伸ばすこともできる。双方良しとなっている取り組みかと思います。
今回はバズに集点を当ててお話をしました。次回も楽しみにしていてください。
わかさ生活 広報部 X(旧Twitter)中の人
2020年にわかさ生活に入社。入社からわずか3カ月で公式Twitterの担当を任される。その運用方法は企業のTwitter運用事例として取材を受けるまでに成長。2021年には、ねとらぼ「企業ツイッターの中の人」人気ランキングで1位を受賞。好きな食べ物は、海老・タコ・貝・カニ・塩タン。美容室専売品のヘアケア商品が好き。好きな野球選手は川崎宗則。