祝・新成人! 各社調査リリースに見る、「2024年新成人の意識と実態調査」まとめ

総務省の発表によると、2024年の18歳の成人人口は106万人、総人口に占める割合は0.86%となった。本記事では、新成人となった18歳や1月8日に成人式を迎えた20歳を対象にした各社の調査から明らかになった彼らの実態と意識に関する洞察をまとめ、今後の市場や社会に与える影響について考える。

SNSの利用率は「BeReal」と「Threads」が「Facebook」を上回る

マクロミルが20歳の新成人500名を対象にしたインターネット調査では、SNSと動画サービスの利用状況は、配信動画の人気が昨年よりもさらに上昇。「YouTube」の利用率は85.4%で昨年よりも1.8ポイント増加、「TikTok」は53.0%で半数を超え、4年で4.3倍となった。また、SNSの選択肢として今年の調査から新たに追加した「BeReal(ビーリアル)」(16.8%)と「Threads(スレッズ)」は(9.6%)が「Facebook」(7.6%)を上回る結果となった。


データ 新成人を対象とした、SNSの利用状況に関する調査の結果
新成人を対象とした、SNSの利用状況に関する調査の結果。

また、AIに関する期待や不安についての問では、57.0%が「期待している」ものの、57.2%が「不安がある」と回答し、いずれも昨年から約10ポイント増加した。また、51.8%が「AIに仕事を奪われる可能性がある」と回答し、AIを脅威と捉えている様子が見えてきた。

結婚したい新成人の割合は78.0%、結婚を希望する年齢は、「25歳」が最多

結婚相手紹介サービスを提供するオーネットは2024年に20歳の成人式を迎える618名(男女各309名)に対して、「恋愛・結婚に関する意識調査」を実施。結婚観についての問では、「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」のいずれかを選択した割合は、全体で78.0%となった。

男女それぞれの内訳をみると、「いずれは結婚したい」と回答したのは男性が61.5%(昨年62.8%)、女性は56.3% (昨年55.7%)だったが、「早く結婚したい」と答えた女性は昨年(23.6%)より2.9ポイント増加の26.5%に対して、男性は昨年(15.2%)から3.5ポイント減少の11.7%となり、男女差は昨年の8.4ポイントから14.8ポイントに広がった。


データ 結婚したい新成人の割合の推移
結婚したい新成人の割合の推移。

また、結婚したい年齢については男女ともに最も割合が高かった年齢は、昨年同様25歳(25.9%)となった。昨年から最も増加したのは男性の28歳(16.8%)で、昨年(11.6%)から5.2ポイント増加しており、逆に最も減少したのは男性の25歳(23.5%)で、昨年(27.8%)から4.3ポイント低下となり、男性では昨年よりも結婚を希望する年齢が上がっている傾向が見られた。

お年玉の額は1万円〜3万円が最多、使い道は「貯金」がトップ

若年層向けのクレジットカードなど金融サービスを展開するナッジは、クレジットカード「Nudge(ナッジ)」の利用者を対象に、今年のお年玉事情に関するアンケート調査を実施。18歳を迎えた新成人ではお年玉をもらった人は77.1%で、金額は1万円〜3万円が45.3%で最多に。一方で20歳の成人式を迎えた20歳においては、お年玉をもらった人は62.9%で、金額は1万円〜3万円が46.0%で最多となった。

またお年玉の使い道は、「貯金」が最も多く20歳で30.3%、18歳で26.5%、次いで「エンタメ・趣味」が20歳で19.1%、18歳で17.3%、「ファッション」が20歳で12.0%、18歳で15.0%という結果となった。

advertimes_endmark




この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ