不正で揺らぐ中古車業界を盛り上げる
カープレミアは、香取慎吾氏とGENERATIONSを起用した新CMを1月18日から放送開始した。CMのキャッチフレーズは「未来は一緒につくるもの。」。現在の中古車業界は保険金不正請求問題で厳しい目で見られる中、業界一丸となって盛りあげていくため「共創」をテーマとした。異なる所属のタレントがコラボすることで共創を演出。CMではGENERATIONSのメンバー7人と香取氏が協力して、坂道で車を動かす様子が描かれた。Webでは30秒バージョンも公開しており、昨年CMの視聴回数約1000万回の突破を目指す。
昨年のCMでGENERATIONSが就任したのは若年層の注目を集める狙いがあった。今回のCMはより幅広い世代に訴求するため、30~40代に人気がある香取氏を起用。両者は過去に共演したことがあるため、仲の良い雰囲気を自然に作ることができるという考えもあった。昨年のCMはGENERATIONSがハンドルを握りながら高速道路を足で走る斬新な内容だったが、ターゲットが広い今回のCMは「王道」を意識したという。
1月末には首都高速道路や東京メトロの新宿スーパープレミアムセットでの広告掲載も予定している。中古車業界は30代以上の男性が主要客だが、将来の購入客である若い世代にも訴求する考えだ。
CM放送日に開催した発表会ではGENERATIONSと香取氏によるゲストトークを実施。書初めで今年の抱負も披露した。
プレミアグループの同社は2022年3月に設立。3万4000社以上の自動車販売店や整備工場が加盟する「カープレミアクラブ」を運営し、会員向けの事業経営サポートサービスを提供している。