このCMを通して「人間とAIが敵対しない、新しい良い関係を提示したい」と考え、佐藤渉監督と話しあった。
「『働く』という視点から見ると、今AIは脅威である、と語られがちだったりします。人間の仕事を奪うんじゃないか、と。でも、きっとAIと人間は、仲良く共存していける存在と思うのです。もちろん、人間に代わってAIが代替される部分もあると思いますが、特に0から1を生み出していく部分などは、やはり人間が得意なんじゃないかなと。なので、人間とAIは、双方の強みと弱みを補完しながら生きていけると、とても幸せな世界になるんじゃないかと考えました。ちょうど、ドラえもんとのび太の関係と言いますか。マイナビさんは、就職活動のブランディングをずっとドラえもんを起用し続けているので、そう言った意味でも裏テーマとして、一ノ瀬さんをドラえもん、池松さんをのび太として考えると、とてもいいのではないか、と思って作っていきました」
放映後、「『宮本から君へ』で敵対していた二人が笑顔で話している!」「サンクチュアリの人だ!」など、キャストへの反響が大きいという。また、CM放映に合わせて1月15日からJR新宿駅をはじめとした各駅構内や電車の中吊りなどの交通広告も展開した。
「交通広告でも『人間とAIとの新しい良い関係』を写真で表現したいと思い、写真家の横浪修さんに依頼しました。横浪さんの独特な演出によってユニークなポーズが生まれ、2人の新しくも楽しい関係性を表現することができました。またそれぞれの人物のそばに働く人の共感を呼ぶようなコピーを添え、転職を考えている人はもちろんそうでない人にも響く内容にしています。『すべての「働く」を、もっとひらく』というマイナビの姿勢にふさわしい多様な働き方を応援するビジュアルになったと思います」(アートディレクター 安達翼氏)
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通、GMO ENGINE
- CD、企画、C
- 奥野圭亮
- AD、企画
- 安達翼、萬田翠
- D
- 遠藤寛昭、森野航平
- C
- 渡邊千佳
- Ag-Pr
- 尾島理紗
- Pr
- 岡島淳、中村紅花
- PM
- 駒井瑠公、長澤和音
- 演出
- 佐藤渉
- 撮影
- 今村圭佑
- 照明
- 田部元樹
- DIT
- 池谷太克
- 美術
- 杉本亮
- SFX
- 坂本孝宏
- ST
- Babymix(池松壮亮)、皆川bon美絵(一ノ瀬ワタル)
- HM
- 内藤歩(池松壮亮)、星野加奈子(一ノ瀬ワタル)
- Co
- 細谷法彦
- Cas
- 村瀬耕平、吉田亮
- SE
- 小松徹
- カラリスト
- Toshiki Kamei
- 編集
- 前田憲彦(オフライン)、田端俊朗(オンライン)
- 録音
- 中沢博幸
- MA
- 小松徹
- MPr
- 山田勝也
- BP
- 宮崎裕之、阿部祐介、大高彩子
- Na
- 池松壮亮
- T
- 池松壮亮、一ノ瀬ワタル