マーケティングリサーチ業界のリーディングカンパニーであるインテージ。「生活者理解の深化」と「データ活用の高度化」により、多くの企業を支援してきた同社のシニアアナリスト 橋本 瑛氏とトップ・アナリシス・デザイナー 鶴田育緒氏が語る、2024年注目すべき売り場のトピックとは。
本記事は月刊『販促会議』2024年3月号 にて全文をお読みいただけます。
さまざまな品目の値上がりが続コロナの感染症法上の分類が5類となり、生活者の意識や暮らしは大きく変化しました。また、ゴールデンウィークや夏休み、秋の行楽・イベントのシーズン、最近では年末年始の休暇と、人々の行動意欲が回復して、以前のような賑わいを取り戻しているところも少なくありません。
そうした環境下、インテージが調査を続ける中で見えてきたのは、消費者の「節約疲れ」です。
ショッパーが世の中の動きに感じていること
当社では生活者がどのような暮らしをしているのか、世の中の動きに対してどのように感じているのかといった生活者の意識や行動の調査を数多く行っています。そういったデータをもとに、企業の皆さまと一緒にショッパーインサイトについて考え、実際の店頭施策やキャンペーン設計の支援を行っています。
メーカー企業の営業担当者にとっても、自社製品の強みに加え、世の中の動きや生活者の実態をもとに商談を進めていくことで、流通企業の方とより深い関係性を構築することができるのではないでしょうか。
冒頭での「節約疲れ」もそういったメーカー営業担当の方に押さえていただきたい、2024年のショッパーインサイトです。
「贅沢したい」を満たす売り場でのコーナー展開
当社が2023年10月に行った調査では、2022年10月と比べて、総買い物金額が減少した人が0.3%、増加した人が0.4%増えていることがわかりました(図1)。2022年から総買い物金額が変わってない層は0.7%減少し、わずかながら生活者の二極化が進み始めていることがうかがえます。
さらに、各層の1人当たりの買い物回数や買い物点数を見てみると、買い物金額減少層はどちらも減少していながら、1点あたりの単価は増加の傾向が見られます……
本記事の続きは、月刊『販促会議』3月号 にてお読みいただけます。その他、月刊『販促会議』2024年3月号では、第15回「販促コンペ」グランプリインタビュー、店頭で注目を集めた什器やECサイトの制作裏を掲載。「人が集まる、商品が売れる」アイデアと事例を多数紹介しています。
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月刊『販促会議』2024年3月号
- 【巻頭特集】
- 2024年 ショッパーインサイト大予測
- 【特集2】
- 戦略的に「買いたい」を
- つくった成功事例10選
- 【特別企画】
- 第15回「販促コンペ」
- 「ゴールド」受賞者インタビュー