味の素は2月16日から、俳優の山下幸輝と齊藤なぎさを起用したWeb動画シリーズ「ごはんなんて、言い訳で、いいわけで。」を公開している。動画では「ごはん」をうまい言い訳にして、日頃言えない素直なホンネを相手に伝えるストーリーを展開。「ひとり暮らし」篇、「カレー屋」篇、「大学の講義」篇の3本シリーズとなっている。
「ひとり暮らし」篇では、ひとり暮らしをする山下の家に来て家事を手伝おうとする母親に、山下がアルバイトで覚えた料理を振る舞うという内容。「もう大人だから、大丈夫。」という言葉の代わりに、「ごはん」で感謝の気持ちを伝えようとする姿が描かれる。
「カレー屋」篇では山下が、気になっている齊藤に「好きな人とか、いるの?」とストレートに聞けない代わりに、「ごはん」に誘うことで2人きりで話してみたいという本音を表現。また、「大学の講義」篇では、一緒に授業を受けているもののそれほど親しくはない間柄のクラスメイトに、齊藤が「クノール スープDELI」を一緒に食べようと声をかけ、仲良くなるきっかけをつくる。「一緒に、抜けださない?」という言葉の代わりに、「ごはん」に誘うことで、もっと仲良くなりたいという気持ちを伝えている。
本シリーズのコピーライターを務めた電通デジタルの山本貴宏氏は、「このシリーズは、あえてほとんど食のシーンが登場しない動画になっています。『伝えたいけど照れてしまって直接言えないこと』を字幕で心の声として表し、『ごはん』を使ったうまい言い訳をセリフにすることで、もどかしくも甘酸っぱい登場人物の心理状態を描いています」とコメント。
「ごはんなんて、言い訳で、いいわけで。」というキャッチフレーズについては、「コロナ禍を経て、デリバリーサービスや時短レシピなどが普及しました。そんな時代に、ごはんの無機質ではない温かい価値に気づいて欲しいという想いを、若い世代のリアルなエピソードの調査などをもとに企画し、伝えています」と話した。
味の素でメディアプランナーを務めた油谷一輝氏は、「この企画は、普段中々我々が接点を持つことができていない若年層の方々に対して、味の素を少しでも身近に感じて欲しくて実施しました。当社からの一方的なメッセージ発信にならず共感を生めるように、実際にターゲットの方々と直接対話をする機会を設けるなど“生の声”を大事にし、双方向のコミュニケーションになることを意識しながらクリエイターの方々と一緒に企画しました」とコメントした。
3月4日から3月10日の期間、「ごはんなんて、言い訳で、いいわけで。」のコピーとともに、Web動画とは別のビジュアルを活用した屋外広告を渋谷駅となんば駅に掲出。「カレー屋」篇と「大学の講義」篇の2パターンを公開する。
また、文化放送のラジオ番組「レコメン!」とタイアップした「味の素プレゼンツ 山下幸輝&齊藤なぎさのレコメン!~~ラジオなんて言い訳でいいわけで~~」を、3月中旬に放送予定。動画にも出演する山下と齋藤がメインパーソナリティーとなり、SNS等でリスナーから募集した「言い訳」に関するエピソードの紹介をしつつ、自身のエピソードについても話す予定となっている。番組では、リスナーに向けたプレゼントキャンペーンの実施や、山下と齋藤が出演するオリジナルCMも流れる。
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通+電通デジタル+東北新社+アドブレーン
- CD+企画+C
- 山本貴宏
- 企画
- 松尾愛映
- AD
- 坊古居将平
- D
- 鳥丸新水
- ストラテジックプランナー
- 斎藤大、内田美帆
- CPr
- 宝泉正彦、高杉蒔、大川憧子
- Pr
- 渡部亮介(ムービー)、野沢遼(ムービー)、今田蛍斗(グラフィック)
- PM
- 茶山芽依、木原英能、古川芽依
- 演出
- 小林洋介
- 撮影
- オグラトモアキ
- 照明
- 竹内聖冴
- 美術
- 今西美幸、小島純哉
- 編集
- 越田聡(オフライン)、宮下知己(オンライン)
- カラリスト
- 藤本恭有
- 音楽
- ノダマサユキ
- MIX
- 清水天務仁
- ST
- 一宮理紗
- HM
- 吉井めぐみ(山下幸輝)、さとう夏海(齊藤なぎさ、サブキャスト)
- PRプランナー
- 岩本彩貴、櫻木なつ美
- CAS
- アベジュン、佐野良太
- AE
- 永見健太、小野瀬麻斗
- 出演
- 山下幸輝、齊藤なぎさ、桜田澪、村松恭子