2月2日に発売の少女マンガ誌『ちゃお3月号』(小学館)に、モデル・タレントのアンミカさんが登場した。誌面にはインタビュー記事が掲載され、コラボふろく「アンミカーニバル超ポジティブパワーシール」はSNSでも話題になった。
昨年10月3日に発売された『ちゃお11月号』の、松平健さんのシールふろくも話題になったが、小学生がメイン読者である『ちゃお』に、アンミカさんが登場した理由とは。『ちゃお』編集部の担当者に話を聞いた。
——『ちゃお』のふろくというと、漫画の登場人物や読者と近しい年齢の小中学生モデルなどが登場したものが人気だと思っていたのですが、なぜ今回アンミカさんとコラボされたのでしょうか。
テレビで活躍されているアンミカさんは小学生の中でも認知度が高く、何より前向きでポジティブ・元気な姿が、ちゃお読者の憧れに通じると考え、誌面にご登場いただきました。ちゃお読者の皆さんからは、アンケートやファンレターなどを通して、連載している漫画作品のキャラの中でも、特に前向きで明るくポジティブなヒロインに憧れ、応援し、目標にしているという声をよく聞きます。
『ちゃお』は漫画誌であると同時に女子小学生向けのトレンドカルチャー誌なので、漫画のヒロインに負けないくらい前向きで明るいパワーを持つアンミカさんにご登場いただき、読者に向けてポジティブでいられる方法を伝えてもらおうと、今回の企画を考えました。
——そもそも『ちゃお』のふろくは、毎号どのように考えられていますか。
ショッピングモールやファンシーショップ、原宿や新大久保など、小学生が買い物をするスポットに編集部員が定期的に足を運んでいます。最新トレンド商品を購入し持ち寄った上で、さまざまな意見を交換し、検討しています。
——ずばり、最近の小学生のトレンドとは。
読者のアンケート回答をもとに「ちゃお」と「ぷっちぐみ」が共同開発している「JS研究所」というプロジェクトの調査によると、2023年ちゃおっ娘(3000人)に人気だった曲は、YOASOBIの「アイドル」が圧倒的に1位でした。小学校高学年女子500人への調査では、好きなYouTubeチャンネルに「カラフルピーチ」「HikakinTV」「ちろぴの」などが挙がっています。
小中学生にとって、YouTubeやTikTokは、勉強やゲーム、オシャレなど、“情報源”として、生活に欠かせないものになっているようです。「JS研究所」などの調査結果なども踏まえつつ、女子小中学生のリアルな生態を日々調査して、コンテンツづくりを行っています。