消費者庁は2月22日、エアソフトガンメーカーの東京マルイ(東京・足立)に対し、景品表示法違反があったとして、1353万円の課徴金納付命令を出した。対象商品はBB弾で、生分解素材で使用後に地表などで微生物分解されるかのようにうたっていた。
対象となったのは「パーフェクトヒットシリーズ」と称するBB弾のうち、0.2グラムと0.25グラムの2商品。遅くとも2022年2月16日から12 月27日までの間、自社Webサイトにおいて、「生分解素材を使用した0.2gの精密BB弾」、「生分解素材製 精密弾」などと表示。あたかも使用後に地表に残されたままでも土壌中や水中の微生物によって水と二酸化炭素に分解される生分解性を有するかのように表示をしていた。
消費者庁は、同表示の裏付けとして同社から提出された資料も合理的な根拠を示すものと認めなかった。課徴金対象期間は2019年12月28日から2022年12月27日。