オープンハウスは2月29日、新たな企業広告「マイホームマン」シリーズの第一弾を公開した。主人公は、堺雅人演じる家内守(やない・まもる)。家内がオープンハウスで「夢の一軒家」を契約したところからストーリーは始まる。
「便立地、好立地、万歳!」と喜ぶ家内に、「つきましては、これを」とオープンハウスのロゴ型のバッジを手渡す男性社員(川島潤哉)。「もし、怪獣とか来たら、これで」と意味深なひとこと。
家内が戸惑うなか、窓の外でけたたましい咆哮が。社員に促されるままに家内がバッジの突起を押すと、「マイホームマン」に変身する。
長瀬智也らが小学生を演じた「夢見る小学生」(2018年~)からオープンハウスのCMに携わってきたHAKUHODO CABINの吉兼啓介氏は、今回の新シリーズは「守る」ことがテーマだと話す。
「家には、守るべきものがすべて詰め込まれています。家族やローンはもちろん、駅近という利便性、夢や希望など目に見えないものまで。それをそのまま描くと、“家で幸せそうにしている家族のCM”のように既視感のある表現になります。なので今回、『家を守る』という行為で、家に詰め込まれたモノたちを際立たせようと思いました。さらに誇張するために怪獣が登場し、巨大な家主が対峙します」(吉兼氏)。
主人公は喧嘩などしたことがない、区役所務めの普通の男性という設定。「でも、家のためなら、家族や夢を守るためになら戦える。堺雅人さんに出演いただいたのは、その『弱々しさ』と『力強さ』を両立できるからです」(吉兼氏)。
今回の「登場」篇では、家内が巨大化したところでCMが終了するが、今後は家内らしい戦い方の様子も描かれていくという。
オープンハウスはこれまで、2021年からは松田翔太を起用した「座敷童子」シリーズを、2023年からは木村拓哉を起用した「地底人」シリーズを展開していた。
スタッフリスト
- 企画制作
- HAKUHODO CABIN、Tang、博報堂
- CD+企画
- 吉兼啓介
- CD+C
- 尾形真理子
- AD+企画
- 川辺圭
- 企画
- 廣田陽子
- Pr
- 麻生峻司
- PM
- 伊藤夏美
- 演出
- 小島淳平
- 撮影
- 岡村良憲、正田真弘(GR)
- 照明
- 高倉進
- 美術
- 三ツ泉貴幸
- ST
- 高橋毅
- HM
- 稲垣亮弐
- 造形
- 小松義夫
- CAS
- 増田恵子、高久明子
- 編集
- 小暮好成(オフライン)、泉陽子(オンライン)
- MA
- 小松徹
- SE
- 田中宏峰
- 音楽
- 山田勝也
- 出演
- 堺雅人