電通グループは3月13日、最高データ&テクノロジー責任者(Chief Data & Technology Officer)を新たに設け、シャーリー・ゼルサー氏が就任したと発表した。電通グループ全体のデータテクノロジー関連製品を統括する。
ゼルサー氏は、電通グループ傘下で、データマーケティング会社のマークル社でグローバル・分析・テクノロジー責任者を務めていた。マークル社には2005年に入社。電通に買収される以前から所属しており、データサイエンスや人工知能、マーケティングテクノロジー、ビッグデータインフラ、クラウドエンジニアリングなどのサービスを統括していたという。
「電通グループのさまざまなブランドにおいて、データや分析、テクノロジー、AI能力を次のレベルに引き上げ、イノベーションを主導していきたい」(ゼルサー氏)
マークル社の前には、米国の銀行大手キャピタル・ワンのマーケティング・アナリシス部門で、信用リスクモデルや、投資の採算性を評価するモデルの構築に携わっていた。