JINS MEME、一般販売終了 新製品開発に注力

ジンズは3月13日、ウエアラブルデバイス「JINS MEME(ジンズ ミーム)」の一般向け販売を終了すると発表した。同日から定額課金(サブスクリプション)の提供をやめ、27日にはJINS店舗やオンラインストア、Amazonでの販売を終える。事業者向けの販売は続ける。

JINS MEME 画像
JINS MEME 画像
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「JINS MEME」発売時の写真。プロダクトデザインはAudi A6などを手がけたSWdesignの和田智氏が担当。2つの鼻パッドと眉間部分には「三点式眼電位センサー」を搭載。テンプルエンドには、センサーやバッテリー類が収められている

「JINS MEME」は、メガネを支える鼻パッドや眉間部分に備えたセンサーで眼球の電位差を測り、視線の移動やまばたきのリアルタイム測定ができるのが特徴。加速度・角速度センサーで頭部の動きや身体の傾きを測定する機能も持つ。作業時の疲れや集中度、自動車運転中の眠気の検知、トレーニングへの活用などを想定し、販売を開始した。

2023年には、ペットロボット「aibo(アイボ)」と連携。「JINS MEME」で姿勢が悪くなっているのを検知すると、「aibo」が教えてくれるなどの機能を実装した。頭の動きでマウスカーソルを動かす機能のモニターも募集していた。

ジンズは「JINS MEME」の研究開発で得た知見をもとに、新たな製品開発を進めている模様。「JINS MEME」の一般販売終了は、「製品の実用化に注力するため」としている。

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