サントリーは、2月24日から「ザ・プレミアム・モルツ」の新テレビCMのオンエアを開始した。
新しいテレビCMのテーマは、「いい日、プレモル。」。日常の中のちょっといい日に「せっかくですから」と、「ザ・プレミアム・モルツ」(以下 プレモル)を楽しむ幸せな時間を描いている。出演は、昨年に続き大泉洋さんと広瀬すずさん。
“せっかくならプレミアムなビールを…”という気持ちで大泉さんが自らグラスに注ぎ、舞台公演を頑張った後輩たちと乾杯する「大事な後輩」篇。そして、オフの日に広瀬さんが蕎麦屋で“休みだし、せっかくなら…”と注文した「ザ・プレミアム・モルツ」をおつまみとともに堪能し、「これぞ大人」と幸福感に浸る「蕎麦屋」篇。現在、この二篇の30秒、15秒CMのオンエアと併せて、公式YouTubeでも公開されている。
「今回のコミュニケーションを通じて、『ちょっといいことあったらプレモルにしよっかな』とお客様に感じていただき、プレモルの飲用機会をつくることを目指しました」と、CM制作を手がけたクリエーティブディレクター 奥野圭亮氏。
新企画の立案にあたり、今の世の中の気分とプレモルを飲む気分を接着するために、プレモルがどんな存在になればいいか。チームで話し合った結果、「プレモルは、“日々の小さなしあわせを祝祭するためのビール”を目指すべきだと考えました」(クリエーティブディレクター兼ストラテジックプランナー 小野総一氏)
メインとなるキャッチフレーズは、「いい日、プレモル。」。
「『日々の小さなしあわせに出会った瞬間を、プレモルを楽しむタイミング』として描けたら、より多くの人の、飲む機会が増えるはず。そんな想いから生まれたコピーです」(コピーライター 藤本宗将氏)
グラフィックでは「いい日、プレモル。」というコピーに合わせて、プレモルのビールシズルをハートで描いた、キャンペーンシンボルを開発。
「小さなしあわせに出会った日に、プレモルを飲むことで、心が満たされていくことをイメージし、このシンボルをCMやデジタル含め、今回のキャンペーン全体で使用していこうと考えました」(アートディレクター 井本善之氏)
CMを見た人たちに共感をしてもらうべく、永井聡監督は二人に役柄を演じてもらうのではなく、本人に近づけるよう演出。大泉さんの後輩役には、実際に同じ事務所に所属し、仲の良い後輩の役者をアサインするなどし、ドキュメンタリーに近いかたちで撮影した。
今回は、音楽でも新しいチャレンジを試みた。新しいプレミアムな楽曲を目指し、初めてマッシュアップ楽曲にチャレンジしたのである。
マッシュアップしたのは、スイングジャズの往年の名曲「In The Mood」と日本のシンガーソングライターTani Yuukiのヒット曲「W/X/Y」。ちなみに「W/X/Y」は、2021年末からTikTokで若者から支持を受け、2022年に最も再生され、ストリーミング再生回数は6億回を超える楽曲だ。それにより大人から若者まで、世代の間口を広げることを狙った。
そして新CMでは、大泉さんと広瀬さんがプレモルを飲む前に「せっかくですから。」と一言。何気ない言葉であるが、グラフィックでもメインコピーと共に使われている。
「このセリフは、ユーザーの人たちが、ちいさな幸せに出会ったときに、プレモルを飲む背中を押すためのポジティブな言い訳として、ぜひ使ってもらえたら嬉しいなと思っています」(CMプランナー 大石タケシ氏)
スタッフリスト
- 共通
- 企画制作
- 電通、電通アドギア、UltraBlack、サン・アド
- CD
- 高上晋、奥野圭亮、小野総一
- AD
- 井本善之、萬田翠
- C
- 藤本宗将、三浦麻衣
- ST
- 勝見宜人(大泉)、丸山晃(広瀬)
- HM
- 西岡達也(大泉)、永瀬多壱(広瀬)
- CAS
- 切明畑力、山川勝康
- BP
- 牧庸介、本郷敦司、松山洪文、山田一徳、鈴木章三、関本昌弘、斎藤俊、田代詩織
- 出演
- 大泉洋、広瀬すず
- CM
- PL
- 大石タケシ
- CPr
- 松浦 ゆり
- Pr
- 松本隆、青山英樹
- PM
- 山田真代、増本友里加、吉村奈亜美
- 演出
- 永井聡
- 撮影
- 瀧本幹也
- 照明
- 藤井稔恭
- 美術
- 杉本亮
- シズル
- 味方俊哉
- CGPr
- 林達郎
- 編集
- 二宮卓(オフライン)須藤公平(オンライン)
- カラリスト
- 髙橋直孝
- 音楽
- 冨永恵介
- SE
- 江原肇
- MA
- 倉田昌治
- CRD
- 細谷法彦 、花井美紀
- グラフィック
- AD
- 井本善之、萬田翠
- PR
- 山西栄輔
- D
- 坂本亘、株竹成那
- 撮影
- 高梨遼平
- 照明
- 栗原浩樹
- 美術
- 末広豪
- レタッチ
- 新井レン