KDDIは3月15日、電源の入らない携帯電話を再起動し、保存した写真を取り出す企画「おもいでケータイ再起動」の体験者数が1万5000人を超えたと発表した。2024年度以降も、東京都内での毎月開催など、企画を継続する。
電池が過放電し、家庭用の機器では充電できず、稼働しなくなった携帯電話(フィーチャーフォン)を専用機器で充電・再起動し、見られなくなっていた写真などを印刷して渡すというイベント。KDDIが運営するコンセプトショップ「GINZA 456 Created by KDDI」(東京・中央)では、店舗壁面のディスプレーに投影し、記念撮影することもできる。
利用していた携帯電話の通信会社は問わないが、スマートフォンは対象外。機種や端末の状態によっては、充電や再起動ができない場合もある。
イベントは2016年7月、東京・新宿の旗艦店「au Style SHINJUKU」で実施したイベントが始まり。以降、7年間にわたり、全国のKDDI・沖縄セルラー直営店のほか、各地のイベント会場で、約370回開催してきた。予約枠が短時間で埋まるほど好調で、東京都内では2022年から、毎月開催している。3月には秋田県や奈良県、埼玉県、4月には北海道でも開催する予定。
写真を取り出した後の携帯電話は持ち帰ることもできるほか、要望に応じて回収、リサイクルする。回収実績は1000台超という。