森永製菓、インバウンド需要を取り込む狙い「JAPAN QUALITY」アピール
森永製菓「チョコモナカジャンボ」は3月16日、17日の2日間、東京・浅草寺で大型サンプリングイベント「CHOCO MONAKA JUMBO Tasting Event」を実施する。
アフターコロナでインバウンドの需要が増加する中、新たな顧客層として外国人観光客を取り込む狙い。配布数は各日1万個、2日で計2万個を予定している。
同社が順調に回復するインバウンド需要を受け、訪日外国人に同商品の認知度を調査したところ、喫食経験率は約28.7%という結果にとどまったという。今回のサンプリングイベントはこの調査結果を経て、商品の認知度を高めるべく実施に至った。
同社は今回のサンプリングイベントだけではなく、外国人観光客向けのプロモーション施策に注力。2024年3月1日からは、国際線の機内モニターや成田空港の到着ロビーで、同商品の紹介動画を英語で放映。日本文化として認知のある忍者などを活用し、約3分にわたって商品を紹介するコンテンツを発信していた。
また、東京駅や京都駅、羽田空港や関西国際空港といった観光地の主要拠点にはOOHを掲出。浮世絵をイメージしたデザインや、東京タワーや金閣寺の観光地を大きく据えたデザインで展開している。
訪日外国人向けての施策は、共通のキャッチコピー「A tastiness only found in Japan(日本にしかない美味しさ)」を通じて、日本での喫食機会の創出を図っていくとしている。