第一三共ヘルスケアは、働く人の「健康とセルフケアの実態調査」を毎年実施。自分自身で健康を守り対処する「セルフケア」が、人生100年時代の日本において重要テーマとなることを見据えて実施しているもの。2024年調査は、1月19日~22日に、20~60代の働く男女1000人を対象に行った。
調査によると「セルフケア」という言葉は、75.8%が認知。「セルフケアができている」と回答した割合は44.4%で、年代別では60代と20代の実践率が高い。
実践していることのTOP3は「十分な睡眠」「1日3食きちんと食べる」「朝食をきちんと食べる」。項目別で見ると、全体平均に比べて高いのは、20代は「サウナなどで整える」、30代は「筋トレ・ストレッチなど体を動かす」、50代・60代は「定期的に健康診断を受ける」、60代は「日常的に血圧を測定・チェックする」だった。
「副業・兼業」とセルフケアの関係についての調査も行っている。調査対象のうち副業・兼業経験者264人に、副業・兼業時に感じたことを聞く質問では、「疲れを感じることが多かった」(27.7%)、「自分の時間や余暇時間がとれなくなった」(25.8%)、「ついつい働き過ぎてしまった」(23.5%)が上位に。
さらに副業・兼業を現在も継続している人と過去にやめた人で比較すると、継続している人は「体調管理・健康管理に気を配った」と回答した割合が21.6%で、やめた人(10.1%)より高くなった。
また全員を対象に、「副業・兼業のために大切なこと」について聞く質問では、トップは「健康管理」(66.6%)となり、「お金の管理」(57.2%)、仕事を含めた生活全般の「時間の管理」(50.8%)よりも多かった。