福井県は3月16日の北陸新幹線福井・敦賀開業にあわせて、県民が主役となり福井県の魅力と歓迎の気持ちを発信するテレビCMを3月9日から放映。CMには公募で集まった県民が「福井情熱駅長」として出演した。
今回福井県では、北陸新幹線の福井・敦賀開業を祝い、新幹線で来県する人たちへのおもてなしの気持ちを届けようと3種類のCM(魅力発信ver2種類、お手振りver1種類)を制作。
制作したCMは3月9日から23日に関東1都6県と長野県、福井県内で放映。また、3月11日から24日の期間はJR埼京線の車内ディスプレイ、JR東日本管内101駅のデジタルサイネージ、3月11日~17日にはJR大阪駅とJR京都駅のデジタルサイネージで放映したほか、福井県新幹線開業課の公式YouTubeチャンネルでも動画を公開している。
県民が思い思いに「熱烈な歓迎」を表現
本CMの撮影は、10月1日に行われた北陸新幹線車両「W7系」の試験走行とセレモニーにあわせて、福井県内の新幹線4駅や沿線16カ所で実施。公募により選ばれた約1000人の県民が、北陸新幹線の県内走行を熱烈に歓迎する「情熱駅長」として駅長風の帽子をかぶり、小旗を振ったり和太鼓演奏などのパフォーマンスをしたりと、思い思いに「W7系」を迎える様子がCM内では映し出されている。
また「魅力発信ver」の2種類には「情熱駅長」のほか、芦原温泉の女将、越前がに漁師、越前そば職人、福井県立恐竜博物館の「恐竜博士」らが出演して観光素材もPR。「お手振りver」では、新九頭竜橋や越前たけふ駅周辺など沿線に集まった多くの「情熱駅長」が出演し、恐竜の着ぐるみを身にまとって新幹線を追いかける駅長や、横断幕で福井の魅力をアピールする駅長などが登場している。
本CMのエグゼクティブクリエイティブディレクターを務めたJR西日本コミュニケーションズの井上佳子氏は、「初めてその地に降り立ったときに“出会った人”がその土地の印象を決めるかもしれない。その発想から、福井県民がおもてなしの象徴『情熱駅長』としてお出迎えする企画を思いつきました。見た人が温かいおもてなしが待っていると感じ、福井へ行きたくなるようなキャンペーンを狙いました」と企画意図を話す。
また、福井県庁の廣澤康介氏はCMについて、「100年に一度とも言われる北陸新幹線福井・敦賀開業を機に、開業駅や沿線で県民の方が開業をお祝いするイベントを実施し、来県者をおもてなしの気持ちでお迎えするCM動画を制作することで首都圏に向けて福井県の魅力とともに発信したいと考えました。新幹線開業と県民の熱意を掛け合わせ、福井への注目度を高めるため、県民の方が『福井情熱駅長』として駅長に扮し、思い思いの姿で福井のPRするCMになりました」と語った。
スタッフリスト
- 企画制作
- フィックス
- ECD
- 永田豊、井上佳子
- CD+C
- 井上佳子
- 企画
- 井上佳子、泉陽平、渡邉真理子
- AD
- 渡邉真理子
- Pr
- 松本唯史、澤登秀仁、出村元樹
- PM
- 青木優香
- 演出
- 西岡眞博
- 撮影
- 北村真太郎、松平堅成、新谷瞭、山下敏治、山田康太、脇内良輔
- 照明
- 川崎浩之
- 編集
- 村田一輝
- カラリスト
- 北村真太郎
- 音楽+MA
- 本多周平
- SE+MA+NA
- 白江宗司
- HM
- 中山尚美
- AE
- 福光栄寿、能口勝博、田島真美
- 出演
- 福井県の皆さん