第91回毎日広告デザイン賞、放送大学が広告主部門の最高賞に

毎日新聞社が主催、経済産業省が後援する第91回「毎日広告デザイン賞」の結果が4月3日に発表された。

実際に新聞に掲載された広告を作品として審査する「広告主参加作品の部」では放送大学・2023年4月入学生募集広告「ここだけの話。俺は今、大学生だ。」が最高賞を獲得した。

イメージ 「広告主参加作品の部」最高賞の放送大学
「広告主参加作品の部」最高賞の放送大学「ここだけの話。俺は今、大学生だ。」。

このほか、優秀賞に小学館「正月企業広告/信じてみよう。」、東京會舘「企業広告/これからもあなたとつくる東京會舘」、千葉工業大学「伊藤穰一新学長就任広告/伊藤穰一は千葉工大で、何をはじめるつもりなのか。」(いずれも15段)が選出された。

企業からの課題に沿って制作する「一般公募・広告主課題の部」の最高賞は、海外旅行のガイドブック「地球の歩き方」を課題にしたTBWA\HAKUHODOの砂田肇氏、博報堂の石原拓実氏の作品に決まった。


イメージ 「一般公募・広告主課題の部」の最高賞「地球の歩き方」の30段カラー3点シリーズから。
「一般公募・広告主課題の部」の最高賞「地球の歩き方」の30段カラー3点シリーズから。AD/砂田肇(TBWA\HAKUHODO)、C/石原拓実(博報堂)

その他の受賞者は公式サイトにて確認できる。

審査員は浅葉克己氏、一倉宏氏、大貫卓也氏、葛西薫氏、国井美果氏、永井一史氏、仲畑貴志氏、中村至男氏、蜷川実花氏、服部一成氏、原研哉氏、森本千絵氏、毎日新聞社社内審査員のほか、ゲスト審査員はプロダクトデザイナーの岩﨑一郎氏が務めた。

「一般公募・広告主課題の部」には744点の応募があり、13点が入賞した。また、「広告主参加作品の部」では115点のうち22点が入賞した。

同賞は1931年に「芸術の街頭躍進、美術と産業の融合」をスローガンに掲げ発足。1959年の第27回から、「広告主参加作品の部」を設けている。

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