佐藤卓氏個展「TIME」開催、砂時計作品は一部販売

4月29日から5月11日にかけて、銀座のギャラリー「巷房」にて、アートディレクターの佐藤卓氏の個展「TIME」が開催される。

実データ グラフィック 展覧会のメインビジュアル
展覧会のメインビジュアル。展示で使用される黒い砂は、産業廃棄物が高熱で処理された後に残った「スラグ」を粉砕したもの。

展示されるのは、オリジナルの30点の砂時計をテーマにした作品とインスタレーション。「巷房」の地下1階と3階が会場で、地下には高さ12メートルの作品が展示され、3階ではインスタレーションを実施する。

砂時計の作品を通じて、佐藤氏は「時間」というものへの問いを投げかける。

「砂時計は、人の手で循環させることによって機能するものの象徴で、ひっくり返さないと止まってしまいます。そこで流れているものは砂であって、実は時間ではない。とすると、時間はいったい何か」。

展示の構想は2年ほど前から開始し、砂時計に行き着いたのは昨年の11月頃。実際の制作は2024年に入ってから進められた。

写真 砂時計作品 3Dプロトタイプ
砂時計作品 3Dプロトタイプ(撮影/岩崎寛)。

会場3階のインスタレーションの中で用いられる砂時計は全て同じ形で、販売もされる。価格は未定。

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  • 佐藤卓展〈TIME〉
  • 会期: 4月 29 日(月)~5 月 11 日(土)
  • 休館日:なし
  • 開館時間:12時 00 分~19 時 00 分(最終日は 17 時 00 分まで)
  • 会場:巷房(3階と地下)
  • 入場無料


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