バックオフィスメンバーもビジョンを“自分ごと”化
「ビジョンを中心に据えた会社づくりを行っています。全てにおいて『ビジョンを実現 するためにどうあるべきか』を第一に考えています」と能城氏は言う。そのために、マクアケでは日々さまざまなインナーブランディング施策が打ち出されている。例えば、テレビ会議システムを使った映像番組「Makuake Challengers Talk」では、プロジェクト実行者が来社して担当キュレーターと行うトークセッションを配信している。プロジェクト掲載の背景や挑戦などを振り返る生の声を通し、実行者と接点をもつことが少ないバックオフィスのメンバーが実行者についての解像度を上げるために有効な施策となっているという。
社外での取り組みも重要視している。多くの実行者、サポーターが集う「Makuakeミライマルシェ」では、社員の多くが会場での接客に参加。また、実行者の生産現場で行われる「Makuake Factory Tour研修」にはバックオフィスメンバーやエンジニアも参加するという。実行者との接点を持たずとも「実行者に対してなにができるのか」をリアルに感じ、考えることができる機会を設けることは「非常に重要」だと能城氏は語る。