コンビニとの融合で復活する町の本屋 集客や収益の課題を改善、日本出版販売

新店舗は立山町役場内での出店で、行政と連携した店舗は同業態としては初。同社によると、同町も無書店地域で、自治体が地域住民のために書店の開業公募をしていたが、出店はなかなか決まらなかったという。スーパーの閉店で買い物が困難になったことも踏まえ、「LAWSONマチの本屋さん」の出店が決まった。

今回の店舗では地域住民の交流を目的としたコミュニティスペースも設置。同様の課題を抱える自治体は多いとみており、広報担当者は「ローソンとの連携で、ほかの自治体に良い影響を与えられる店舗を目指す」としている。

同社は「地域に根差す書店の存在は、暮らしを豊かにする大切な場所だ」としており、今回の取り組みを始め、人と本のタッチポイントを拡大していく考えを示した。

「立山町役場店」の売り場面積は約230平方メートルで、うち書店部分は約59平方メートル。通常のコンビニ商品に加え、本は雑誌、コミック、絵本、ビジネス書、新書など約4000タイトルをラインナップしている。

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