米Adobe Inc.の日本法人であるアドビは4月22日付けで、中井陽子氏が代表取締役社長に就任したことを発表した。
中井氏はこれまでマイクロソフトにおいてWindows &Office カテゴリー戦略グループ業務執行役員、パブリックセクター事業本部にて公共・教育部門統括の執行役員を歴任してきた。今後クリエイティブ、デジタルドキュメント、デジタルマーケティング、これらを支える生成AIテクノロジーを日本国内に向け広く展開していくとしている。
同社では2023年5月に神谷知信氏が 代表取締役を退任して以来、アドビ本社のWWセールス&カスタマーサポート担当シニアバイスプレジデントのクレア ダーレイ氏が日本法人代表を兼務していた。同氏は中井氏の着任について「日本は世界的なクリエイターが多く活動するマーケットであり、アドビにとって特別な地域。中井の日本における豊富な経験は、アドビのクリエイターファーストのAIイノベーションと顧客体験中心主義をさらに推し進め、日本市場でのビジネスの発展を牽引してくれることを期待している」とコメントしている。
中井氏の略歴は以下の通り。
早稲田大学卒、豪州Bond University MBA修士課程修了。1997年日本マイクロソフト入社。コンシューマ営業本部、Windows製品部プロダクト戦略部門を経て、米国マイクロソフトコーポレーション勤務。2012年帰国後、日本マイクロソフトにて、デベロッパー・エクスペリエンスグループにてエンタープライズソリューション営業リード、CMOにてMarketing Analytics部門の統括、Windows &Office カテゴリー戦略グループ業務執行役員、2018年よりパブリックセクター事業本部にて公共・教育部門統括の執行役員。在籍中に県CIO補佐官を兼務し、全国自治体のDX推進に貢献。
この記事を読んだ方におススメの記事
タイアップ
-
オン・ザ・デスク・インターナショナル
「広報クリエイティブ」の専門家集団がつくる 高クオリティ広報誌の訴求力
-
TikTok for Business Japan
花王のヘアケア事業が躍進 変革における市場戦略とTikTok重視の背景
-
メタバース プロダクション
大型LEDで絶景の夕陽を再現 ロケや合成撮影に代わる新撮影手法/メタバース プロダクション
-
アドベリフィケーション推進協議会
生成AIの浸透で増殖するMFAサイト 最先端のアドベリフィケーションとは?(後篇)