ヘラルボニーは、コーポレートロゴおよび自社ブランド「HERALBONY」のロゴデザインを刷新。ロゴデザインはクリエイティブディレクターの水野学氏が制作した。また、あわせて4月23日にコーポレートサイトをリニューアルした。
ヘラルボニーは、2018年の創業から「異彩を、放て。」をミッションに「障害」のイメージ変容と福祉を起点とした新たな文化の創出を目指して活動を続けている。
水野氏はヘラルボニーの新たなロゴに必要なことは「堂々として、本物であること」とし、フランス革命直後に開館した、世界初の美術館のひとつといわれている「ルーブル美術館」のロゴにも用いられている伝統ある書体などを参考に堂々とした佇まいの端正なロゴが誕生した。
また、ロゴマークにおいては、HERALBONYの「H」と「B」を中心に◯で囲んでおり、「Open:プラットフォームのように社会の可能性を作り出すこと」「Original:今後社会に広がっていく文化の『起源』であること」「Onward:今よりも世界を『前進』させる」、「Overturn:現状の価値を『ひっくり返す』こと」「Output:世の中に形として『つくりだす』こと」や、図形の「◯」と捉えて「みんなで社会を変えていく『輪』」「地球」といった意味合いも込められている。
これまで、カタカナのロゴはコーポレートロゴ、英字のロゴは自社ブランド「HERALBONY」のロゴとして創業時から親しまれてきた。
ヘラルボニーという言葉の生みの親である創業者である双子の松田兄弟の兄・翔太さんによると、最初こそ意味のない言葉であったが、一時期、それは「馬」であると周囲に伝えていたことがあったという。この話から着想を得て、「馬」をモチーフとした旧ブランドロゴが誕生した。
今回は、「障害のイメージを変え、そこにある当たり前を塗り替える」という同社の思いからロゴマークの刷新に至ったという。
ヘラルボニーのロゴに必要なのは「堂々として、本物であること」であるという水野氏の考えを受けて、同社Co-CEOである松田崇弥氏・松田文登氏は、「福祉領域から世界的な文化企業へ進化を目指すこの旅路。岩手発だけど、福祉領域だけど、障害者だけど、そんな枕詞は全て『だから』に変換され、価値のベールに塗り替えられる世界が必ず、待っていると信じています。異彩が、本当の意味で尊敬される理想郷に向けて、本日出発進行です。ヘラルボニー第二創業、本物になるために、堂々と幕が開けました」とコメントしている。
新しいロゴ、ロゴマークの誕生の背景については、刷新したコーポレートサイトにて水野氏と松田崇弥氏・文登氏の鼎談記事も公開されている。
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