東京都などが運営する「シビック・クリエイティブ・ベース東京」(CCBT)は5月3日から、クリエイティブとテクノロジーを体感できるイベント「CCBT COMPASS 2024」を開催する。会場は渋谷区にあるCCBTの拠点のほか、有楽町のSusHi Tech Square(STS)1階。明和電機や野老朝雄氏らアーティスト12組が参加する。会期は19日まで。
CCBTは東京都と東京都歴史文化財団が2022年10月に開設した、アートとテクノロジーを通じて人々の創造性を社会に発揮するための活動拠点。東京都が進める「文化・エンターテイメント都市戦略」を背景に、世界から選ばれる文化都市になるべく、CCBTが東京からイノベーションを生み出すプラットフォームとなることを目指してつくられた。
施設内にはラボやスタジオがあり、アーティストやクリエイター、企業などが集ってデジタルテクノロジーを使った新たな表現や作品づくりに取り組める。これまでに10組のアーティストを“フェロー”に迎え、アートやテクノロジー、デザインによるさまざまなプロジェクトを共同で展開してきた。
イベントにはフェローの10組と、ゲストとしてメディアアーティスト・絵本作家の岩井俊雄、アートユニットの明和電機を迎えた計12組が参加。会期中の15日間、各アーティストの活動を「パフォーマンス」「ワークショップ」「トーク」「展示」の4つのプログラムで紹介する。
フェローを務める10組は以下のとおり。
- ・木原共 + Playfool
- ・SIDE CORE
- ・浅見和彦+ゴッドスコーピオン+吉田山
- ・犬飼博士とデベロップレイヤーたち
- ・野老朝雄+平本知樹
- ・TMPR(岩沢兄弟+堀川淳一郎+美山有+中田一会)
- ・Synflux
- ・SnoezeLab.
- ・contact Gonzo
- ・ELECTRONICOS FANTASTICOS!
会期中は、アーティストが講師を務め、アニメーションを制作できるワークショップや、アーティストの表現や考え方を聞けるトークイベントなどを開催する。またSTSに開設する特設ステージでは、家電を改造した「電磁楽器」の演奏を楽しめるライブや、参加者がアイデアを出し合って新しいスポーツ競技をつくって取り組む「未来の運動会」などを実施する。
会期は5月3日から5月19日まで、休館日は5月7日、5月13日、開場はCCBTが13時~19時、 STSが平日13時~21時、土日祝10時~21時。入場無料。