白泉社は4月18日、同社が発行する少女まんが雑誌『花とゆめ』の創刊50周年を記念して、メインメッセージ「少女まんがってなんだ?」を発表。それに伴って特設Webサイトとスペシャルムービーを4月18日に公開した。
本企画では、『花とゆめ』の原点である“少女まんが”に向き合い「少女まんがってなんだ?」というメッセージとともに、様々なプロモーションを実施。その第一弾となる中づり広告ジャックでは、『ガラスの仮面』や『暁のヨナ』といった25作品とその作品を象徴するコピーの広告を掲出する。
企画を手がけた電通のクリエイティブディレクター 吉尾眞香氏は「ジャンルに縛られず様々な作品を発表してきた世の『花とゆめ』が、創刊50周年を機に原点に少女まんがに向き合うというメッセージを軸に置きました」と話す。
「少年漫画やWebコミックなど漫画がジャンルレスに楽しまれている現代、『花とゆめ』ファンから少女まんがを読まない人まで、幅広い層に向けてあらためて同誌と少女まんがに魅力を感じてもらいたいと考えました。コピーについては、知っている作品の魅力を改めて発見できたり、読んだことがない人にも『花とゆめ』作品の多様さや自由さを感じてもらえるように意識しました」(吉尾氏)。
Webムービーには、一般的な“少女まんが”のイメージを打ち破り読者に愛されてきた作品内のキャラクターたちが登場。同ムービーは、白泉社公式YouTubeチャンネルやX(旧Twitter)上で4月18日から公開されている。
「中吊り広告では、実際のコミックかのような変形ポスターを作成し、書店を訪れたようなワクワク感を演出しました。作品の書影の裏には、各々の作品を紹介する“帯コピー”を挿入し、どちらの側面から見ても発見のある仕掛けにしています。 Webムービーでは『花とゆめ』を代表する7作品の主人公をピックアップ。少女と少年たちの笑顔や涙、苦悩などの多様な表情が繋がっていくような構成にしました。少女まんがの魅力、そして読者たちとの関係性をあらためて見つめ直す表現にこだわっています」。
公式SNSでは、5月24日から東京シティビューで開催される「創刊50周年記念 花とゆめ展」に合わせて、4月29日から5月23日までの間、毎日1作品ずつを紹介するカウントダウンキャンペーンを実施。対象投稿をリポストすると「花とゆめ展」の招待券が抽選で当たる。
また、4月18日には新Webサイト「花とゆめWEB」をオープン。その翌日からは全国全国約1100軒の書店にて「花とゆめ50周年フェア」を開催している。対象商品の購入で、特典イラストカードをプレゼントする。
イラストカードでは対象作品を “数行のコピー”というシンプルな情報で紹介している。既存ファンだけでなく新規読者にも現連載作品に興味を持ってもらいたいという狙いがあった、と白泉社の担当者は話す。
「イラストカードには『ガラスの仮面』の名シーンを使用し、同作品内のキャラクターが話しているかのような作品紹介を掲載しています。そのデザインのイラストカードでコミックスの表紙を覆って店頭に展開することで興味を引きたいと考えました。また、カードの裏面を各作品のイラストとすることで既存ファンにとっても魅力のある特典内容にしています」。
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通、DASH、J.C.SPARK
- CD+C
- 吉尾眞香
- 企画+C
- 横島文恵、山根萌花
- AD
- 山口さくら
- D
- 菅原宏美、高橋由衣
- Pr
- 上田理沙、永崎真甲、勝俣 円
- PM
- 早見 天
- 演出
- 田辺満恵
- 編集
- 川上千晶
- 音楽
- トイロミュージック、永田太郎、橋本芽依
- SE
- 永田太郎
- MIX
- 関 良輔
- MA
- 音響ハウス
- PRプランナー
- 森田隼司
- AE
- 宮田葉子
- NA
- 斎藤千和
- プリンティングディレクター
- 河上勉