BOVAグランプリに「Let’s ギューリッシュ」 短尺・縦型増加で作品傾向に変化

月刊『ブレーン』(宣伝会議刊)主催のオンライン動画コンテスト・第11回「BOVA(Brain online video award)」の受賞作品が、5月1日に発表となった。BOVA公式サイトおよび月刊『ブレーン』2024年6月号の誌面上で掲載されている。

協賛企業からのお題に沿ったオリジナル動画が対象の〈一般公募部門〉のグランプリは、ロッテ/クーリッシュの課題「『クーリッシュ、チョー飲みたい』そんな気持ちになる動画」への応募作品「Let’s ギューリッシュ」に決定した。制作者は村上るり子氏(BBDO J WEST)、泊香澄氏(ワンダーランドハウス)ら。

第11回「BOVA」の〈一般公募部門〉でグランプリを受賞した、ロッテの課題「『クーリッシュ、チョー飲みたい』そんな気持ちになる動画」への応募作品「Let’s ギューリッシュ」。

「聞いてもいない『俺検定』に合格させてくる男性」「『それってあなたの感想ですよね』という息子の口ごたえ」「相槌が早すぎる後輩」など、苛立ちから思わず「クーリッシュ」をぎゅっと握りしめたくなってしまうような8つの場面を「ギューリッシュ」と表現。動画は約160秒で、最初と最後はアニメーションで視聴者への呼びかけが入り、その間は10~20秒の短いエピソードが段積みになっている。


イメージ 「Let's ギューリッシュ」

最終審査員であるPARTYのクリエイティブディレクター 眞鍋海里氏は本作に関して、「企画としての総合点が高かった。『怒り→冷やし』という、うまくユーザー心理を使った設計の巧さも秀逸で。『ギューリッシュ』というワーディングも商品との関係性やSNS上での拡がりも期待できる設計になっている。どこか憎めない男の子のキャラクター設計も上手いバランスだった」と評価した。

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