BOVAグランプリに「Let’s ギューリッシュ」 短尺・縦型増加で作品傾向に変化

また本年は短尺もの、縦型による表現の動画が多数入賞。全体を通じて「今年は短尺や縦型の力作が急増していて、今までのBOVAの流れとは違った強い読後感のある作品に出会えたのが特徴的だった。尺や矩形のフォーマットを超えて作品の自由度が拡張した分、コアになるアイデアや切り口の発見力が問われているように感じた」(神田祐介氏)、「見応えのある『3分の長尺物語』というこれまでのBOVA 感あふれる力作のほかに『コンパクトなショートストーリーの心地よい積み重ね』というタイパ時代の今を象徴する力作を評価している自分が新しかった」(なかじましんや氏)といった傾向が見られた。

また、企業や団体が2023年1月1日~12月31日にかけてオンライン上で公開した動画が対象の〈広告主部門〉のグランプリは、一般社団法人ABJ「STOP! 海賊版『ありがとう、君の漫画愛。』ミュージックビデオ」が受賞した。

〈広告主部門〉のグランプリを受賞した一般社団法人ABJ「STOP! 海賊版『ありがとう、君の漫画愛。』ミュージックビデオ」。企画制作は博報堂・博報堂プロダクツ。

今回の「BOVA」では、〈一般公募部門〉では362点、〈広告主部門〉では130点、計492点の応募があった。

各部門のグランプリ、準グランプリ、審査員特別賞は、下記の通り。

また受賞者コメント、各作品のスタッフリスト、ファイナリスト、最終審査員からの上位受賞作品への講評、最終審査員からの全体講評は、5月1日発売の月刊『ブレーン』2024年6月号に掲載されている。

月刊『ブレーン』2024年6月号はこちら

BOVA公式サイトでは、上記の情報に加えて、ファイナリスト作品への審査員講評を公開。さらに一次審査員からの全体講評も順次掲載予定

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