「宣伝会議賞」中高生部門で5冠達成!1050本のコピーを生み出した源泉は「人と話すこと」

新しいことに挑戦する理由はそこに「人」がいるから

――普段の生活では「言葉」をどんなふうに捉えていますか。

言葉は、人から人に届けるものです。だから、どれだけ人と会って話すかが大事なのかなと感じました。最近は友達同士だけで伝わる言葉を開発して遊んだりしています。コピーをつくっていく中では、ひとつの音で複数の意味を持っていたり、そうした表現の部分で遊べるのも楽しいなと感じました。

私は人とコミュニケーションをとるのがとにかく大好き。話すことで脳が活性化されて、知らなかったことをもっと知りたい!と思うんです。部活も今は華道部に入っていて、ダンス部にも興味があります。新しいコミュニティに飛び込めば、そこには新しい「人」がいて、新しいことを知ることができますよね。人と関わり合うことで自分自身の熱量も分かってくるなと感じました。

――同年代の中高生の方たちに「宣伝会議賞」を勧めるとしたら、どんなメッセージが思い浮かびますか。

とっても楽しいことなので、できればひとり占めしたいのですが…。でも周りにおすすめするとしたら「そのコミュ力を生かそう」と言いたいですね。私は女子校なのですが、普段、お互いに空気を読みながらコミュニケーションをとることが多いんです。伝え方に気を配ったり、相手の気持ちを理解するように努力したり…その力は、コピーライティングにも生かせると思います。

――最後に、これからの目標を教えてください。

暇になることがとにかく苦手なので、自分が楽しいと思えることと勉強をかけあわせながら、新しい挑戦を続けて行きたいです。大人になって仕事に就くときにいろいろな方向に羽ばたいていけるように、今のうちにそのための材料を蓄積していけたらと思っています。

将来はコピーライターの仕事にも興味がありますが、今は、学校の校長先生にもなりたいと思っているんです。子どもたちだけでなく社会にも大きく場を開いて、いろいろな体験ができる場所をつくりたい。その中で、言葉の面白さを子どもたちに伝えることができたら、と考えています。

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