流動するクリエイター市場 視野が狭ければ可能性まで狭めてしまう

――キャリアの指針はありますか?

何かを決断するには2つのやり方があります。ひとつは、誰に何を言われようと、自分を信じてわが道を進むやり方。もうひとつは、客観的に市場を見ながら判断するやり方です。

僕は断然、後者。永井さんに教わったように、商業クリエイターは人にモノを伝えることが仕事のゴールだから、常に客観的な視点を持って決断していくべきだといまでも思っています。

自分のキャリアについても同じです。クリエイター市場はすごい勢いで変化しています。視野が狭いと、自分の可能性まで狭めてしまう。時には立ち止まって自分を俯瞰(ふかん)で見ることが大切です。そうすると、日々の仕事の意味が違って見えてきます。身近な人に「どう思う?」と相談するだけでも全然違うと思いますよ。僕は会社でも妻にも、口癖のように聞いています(笑)。


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荒川 直哉(マスメディアン 取締役 国家資格キャリアコンサルタント)
荒川 直哉(マスメディアン 取締役 国家資格キャリアコンサルタント)

マーケティング・クリエイティブ職専門のキャリアコンサルタント。累計4000名を超える方の転職を支援する一方で、大手事業会社や広告会社、広告制作会社、IT企業、コンサル企業への採用コンサルティングを行う。転職希望者と採用企業の両方の動向を把握しているエキスパートとして、キャリアコンサルティング部門の責任者を務める。「転職者の親身になる」がモットー。

荒川 直哉(マスメディアン 取締役 国家資格キャリアコンサルタント)

マーケティング・クリエイティブ職専門のキャリアコンサルタント。累計4000名を超える方の転職を支援する一方で、大手事業会社や広告会社、広告制作会社、IT企業、コンサル企業への採用コンサルティングを行う。転職希望者と採用企業の両方の動向を把握しているエキスパートとして、キャリアコンサルティング部門の責任者を務める。「転職者の親身になる」がモットー。

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