伊藤ハム 米久ホールディングスは、伊藤ハム「The GRAND アルトバイエルン」のブランドイメージキャラクターに中村倫也さんを起用し、テレビCM「ウインナージェントルマン」篇の放映を開始した。
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お店の売場でウインナーを選んでいる女性に、ある一人の男性が問いかける。「ウインナー、なにで選んでますか?」「値段や食感…」と答えた女性に、男性は「違う、違う!!」。ラジカセを手に歌いながら「そうじゃ、そうじゃない、肉で選びたい」と熱唱する。
今回のCMの制作にあたり、クリエイティブチームには「アルトバイエルンの強みである『熟成肉ならではの旨味』を訴求することでの売上の向上」というオリエンがあった。
「実際にスーパーに足を運んでみると、多くの人はウインナーの味を細かく比較しているわけではなく、イメージや値段で選び購入していました。思考停止状態のウインナー選びに、『肉の味旨で決めるべき』という正しい選択基準を提示しよう、というのが企画の出発点です」とクリエイティブディレクター 木村隆太氏。
「衣装や小道具含めて、キャラクターを丁寧につくった、売り場でも流れる歌をフックにした、中村さんを活かした、売りに繋がりやすいよう売り場を舞台にしたなど、CM中心のキャンペーンだからこそ、大味にならないコミュニケーションを心がけました」
中村倫也さん演じるその男性は、The GRAND ア ルトバイエルンをこよなく愛する「通称:ウインナージェントルマン」。ウインナージェントルマンのウインナーへの熱の入れようは相当なもので、スーツ、マイカート、マイラジカセなど、全部自前のグッズで揃えているという設定に。
「木村CDが掲げた選択基準を実践するキャラクターを考えました。気をつけたのは企業都合のキャラクターにならないこと。あくまで『ウインナーを正しい基準で選んでいる人』であり、『アルトバイエルン』のアンバサダーのような存在ではないこと。生活者がしっかり理由があって商品に定着するようなクリエイティブを目指しました。もちろん、みんなに愛されるキャッチーな存在であるように衣装や小物にもこだわっています」
そして中村さんが歌っているのは、鈴木雅之さんが1994年にリリースしたヒット曲「違う、そうじゃない。」をアレンジしたオリジナルソングだ。TikTokでリバイバルされ、当時の世代だけでなく、今の若い世代にも広く知られる曲としてチョイスした。
「『紳士的なたたずまいからいかに逸脱できるか』を考慮して、セリフの構造ではなく歌ものが強いと判断しました。であれば、歌が上手ければ上手い人がいい!本人に歌唱していただいています」(CMプランナー 村田俊平氏)
CMオンエア後、SNSでは中村さんの起用についての反響に加え、その弾けた演技や「♪肉で選びたい〜」「肉いぜっ」という肉まわりのキーワードが消費者に残っているという。
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スタッフリスト
- 企画制作
- 電通、電通クリエーティブX
- CD
- 木村隆太
- 企画
- 村田俊平
- AD
- 松下仁美
- CPr
- 梶原綾乃
- Pr
- 岡本拓自、爲末亘哉
- PM
- 中村惇志、仲西瞭太、小林宏明
- 演出
- 神谷佳成
- 撮影
- 翁長周平
- 照明
- 宮木進一
- 美術
- 秋葉悦子
- クッキング
- 市場ゆりこ
- CAS
- 中村岬、田山晃広
- Co
- 嶋田郁良
- 音楽
- 緑川徹、原口友也
- 出演者
- 中村倫也(TopCoat)
- ST
- TAKAFUMI KAWASAKI(中村)、柚木一樹
- HM
- AZUMA(中村)、高橋精
- 撮影
- 森恒河(グラフィック)
- AE
- 小林元信、津谷美幸、菊池陽介
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