「この1枚の写真の中で、自分は“ラーメンソーメン”をラーメンかソーメンかどっちだと思ったかの主張を、簡単に、わざとらしくなく、楽しく拡散してほしいと思っていました。そこで、できあがった“ラーメンソーメン”の器の横に、自分が思ったほうの主張が入っている様子を1枚画にできるとかわいいのではと考えましたね。それで思いついたのが、器で自分の主張じゃない方の文字を隠す、という方法でした」。
店内の飲食スペースには、ラーメンの「ラ」とソーメンの「ソ」を組み合わせた読めない文字のちょうちんや、“ラーメンソーメン”のお品書きが飾ってあり、期間限定のお祭り気分を演出した。
「大切にしたのは、ラーメンとソーメン、どちらの特長もある不思議な感覚を伝えることです。麺系の店なのはわかるけれど、ラーメン屋のようにも感じれば、もっとさっぱりとした食事処のようにも感じられる雰囲気を意識しました。イベント会場であるUNKNOWN HARAJUKUの瓦屋根の青とラーメン屋風の赤い暖簾のコントラストを目立たせつつ、ちょうちんや木札のメニュー表を壁に配置するなど、ラーメンとソーメンのハイブリッドが醸し出す良い意味での違和感や興味がわく仕上がりを目指しました」(担当者)。
さらに、会期中に“ラーメンソーメン”やポップアップストアの写真を「#ラーメンなのかソーメンなのか」をつけてSNSでシェアした来場者には、オリジナルステッカーをプレゼントするキャンペーンも設計。4 月 24 日からは、「ヤマサ 麺屋一杯」全 3 種類をまとめた「ラーメンソーメン体験セット」が抽選で300 名に当たる X キャンペーンも実施している。